一目惚れされました。(照) (ページ22)

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玲於side

今日も安定の遅刻だなーと思いながら、GENERATIONS御用達ジムに来た。

やっぱり、俺以外のメンバーは全員揃っていた。

あの人らマジ優秀すぎ。

というか、龍友くん、姉ちゃんの声聞けたからってしゃしゃーなしすぎだわ。

まあ、気持ちは分かりますけれどね。

でも、それを顔に出す？

龍友くんだから出すのか。

亜嵐「どうしたの？なんか、元気ないね。」

隼「本当だーもしかして、二日酔い？」

「そうかも知んない…」

メンディー「昨日の玲於はやばかったもんね。」

「そーなの？」

亜嵐「うん。だって、強いやつ5杯ぐらい飲んでたし。」

「うわぁーやば。あんまり飲まないようにしなきゃ。これから。」

メンディー「そうだね。Aちゃん困ってたし。あと、本郷くんにお礼言った？」

「何お礼って？」

隼「知らないの？玲於をほっとけないからって、Aを見送るついでに荷物を持ってくれてたんだよ？」

亜嵐「そーそー本郷さん、腕細いから折れそうだったから俺らが持ちます！って言って止めたんだけど、持っていくって言って聞いてくれなくてさ～」

メンディー「あれは少しめんどくさかったというか、なんというか…」

隼「でも、本郷さん、優しいからAちゃん、惚れたんだろうなー」

俺も女の子に惚れられたい！と言って、ランニングマシーンの速度を上げた隼。

俺が酔っている間に姉ちゃんに変なことが起こらなくてよかったけど、そんな事があったなんて…

後で姉ちゃんに本郷さんの連絡先教えてもらおかな？

お礼言いたいし。

そう思って、ランニングマシーンの速度を上げた。

いつも以上になぜか鍛えられた感じがする。

なんでだろ？