怪しいお仕事と恋の行方 (ページ49)

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48 ちょこっと話ページ49

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『な、なんて言ったらいい？』

HS「ジュンって名前好きだなぁっ、とか」

『私がそんな猫なで声できるキャラだと思ってる？』

WZ「とりあえずやってみれば」

『なんか面白がってるよね、君ら』

こそこそと作戦会議？をしたのち、ソファに体育座りしているジュンの隣に座る。

『ジュ、ジュン』

JN「…んー？」

『ふぅ…

私ぃ、ジュンって言う名前好きだなぁっ』

HS「ブッ！！」

WZ「っ、」

私の言葉のすぐ後に吹き出す声が聞こえた。

振り返れば案の定笑いを堪えているホシとウジ。

止まらない鳥肌に耐え、やっとの思いで自分ができる最大限の猫なで声を出したというのに…

こいつら…

JN「へー、そっか」

『あは、は…』

おまけにジュンまで無反応だし流石に泣きたいよ？

やっぱり私に猫なで声なんて無理なんだって！！

恨みを込めてホシとウジを睨んだけど、全く効果はなく、笑いを誘うだけだった。

ここは素直に誠心誠意謝るしかないか…

『本当にごめんね、ジュン。
私がもっとかっこいい名前を思いつけばよかったんだけど、全然ダメで…』

JN「あっ…A、そんな顔しないで」

『おわっ』

JN「俺の方こそごめん。
子供みたいにわがまま言って」

ジュンは私の顔を見るなり、頬を包んで申し訳なさそうに言った。

ちなみに私は急すぎる展開に体が固まって動けません。

JN「そんな顔させたくてわがまま言ったんじゃないよ。ホシとウジが羨ましくて」

『私も、さっきはホシウジに言えって強く言われてふざけて言っちゃったけど…

本当にジュンって名前、好きだよ』

JN「A…」

『ジュン…』

WZ「なんだこの雰囲気」

HS「あいつ、さらっと俺たちのせいにしてるし」

とまぁ、結局ジュンの新しいあだ名は決まらなかったけど、後からホシウジの押しもあって、自分のあだ名に満足したらしい。

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たまにこうやって裏話？みたいにちょこっと話を書けたらなぁと思います(^^)