45 ページ46
・
HJ「な、なんだお前ら！！」
HS「…」
私たちが目の当たりしたのは…
四つん這いになっているチ・ヘジンを足で踏みつけながら死んだ顔で鞭を持っているホシだった。
『えっと…
どういうプレイ？』
HS「…」
話す気力もないのかひたすらに遠くを見つめているホシはひとまず置いといて。
あとはソアさんの仕事だ。
『…ソアさん？』
絶対に許さないと言っていたソアさんのはずだけど、いつまで経ってもソアさんの怒鳴り声は聞こえず。
声をかけてやっと呟くように話し始めた。
SA「こういうのが好みだったの？」
HJ「……
あぁ。本当の俺はこういうのがしたかったんだ。だけど君は大人しくて清楚な女性…
こんなS Mプレイできるわけない」
あ、こいつの前では初めて会ったときの性格で通してたんだ。
本当はどぎつい性格してるのに…
SA「だからって他の女とホテルにっ」
HJ「君は本当に俺が他の女とやれたと思う？
違うよ。みんな本当の俺を知る度に幻滅して帰っていった」
SA「！」
『ってことは事実上、ねてないってこと？』
HJ「うん。だけど、溜まりに溜まった欲求をやっと今！この子がしてくれたんだ！！
ソアには申し訳ないけど、これが本当の俺なんだ。
俺はこの子を選ぶよ…」
HS「るせぇ」
HJ「え？」
HS「っうるせぇ！！」
HJ「うぐっ！」
『あー！！やっちゃったー！！』
HS「俺は…
俺は、男だバカヤロウ！！」
ホシはあろう事かチ・ヘジンに思いっきり頭突きをかまし、ドレスの胸元をあらわにした。
心做しか泣いてる気がする。
『うん。まぁ、色々お疲れ』
WZ「おもし、んんっ、大変だったな」
HS「面白いって言おうとしたの分かるから！」
HJ「そ、そんな…」
頭を抑えて狼狽える姿を無言で見つめているソアさん。
落ちていた鞭を拾って、しばらく何かを考える素振りを見せると…
SA「私もあなたに秘密にしていたことがあるの」
HJ「な、なんだ」
SA「てめぇ…
何回も他の女とヤろうとしてんじゃないわよ！！」
HJ「ソア？！」
SA「このクソが！」
今まで溜め込んでいた鬱憤を晴らすかのように怒鳴りに怒鳴るソアさんは止まらない。
チ・ヘジンはその豹変っぷりに驚いてはいるけど、どこか嬉しそうにもしている姿を見る限り相当な変態なんだろう。
SA「だけど、これでわかったわ」
HJ「へ…」
SA「私たち相性が良さそうね」
HJ「！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おてて | 作成日時：2021年9月22日 16時
