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話を聞くところによると、ソアさんは武器を売りさばいている武器商人。
といっても見た目は飲み屋で馴染みの人物しか売ってないらしいんだけど、
3ヶ月前初めて顔を見せた今の夫、チ・ヘジンに一目惚れし相手もソアさんに一目惚れ。
あっという間に結婚までゴールインしたようで。
『そして、浮気された。と？』
SA「そうよ！！あの人は私だけだと言っていたのに他の女とセッ」
『うわあ！あー！！これダメだよね？！
絶対規制かかっちゃうよね？！！』
耳を塞ぎたくなるような出来事をバキュンバキュン言いまくるもんだから、ウジは青ざめて引いている。
ゼーハーゼーハーと息をするソアさんを落ち着かせて、ひとつの疑問を問う。
『そこまで分かっていて、なぜ調査なんですか？』
SA「証拠がないのよ！私は夫がクソ女とホテルに行くのを見ただけで証拠を取れなかったの！」
『口調変わってますけど』
さっきまでとは打って変わりドスの効いた声でキツく話すソアさん。
あ、煙草まで吸い始めちゃったじゃん…
SA「それで、あなた！」
『は、はい！』
SA「電話で出た時は男だったからどうしようかと思ったけど女がいるなら話は早いわ」
『えっーと。一体どういう…』
SA「私の夫と寝なさい」
『「はぁあ？！」』
SA「それであなたが証拠を撮りなさい」
それで私が夫にその写真を突きつけて慰謝料払ってもらって万事解決よ。
と、ウジを指しながら高笑いして言い切ったソアさんにいっそ清々しさを感じた。
SA「本当に寝なくてもいいわよ。
ただ、浮気って証拠を掴めばそれでいい。
ハニトラよ。やったことないの？」
『い、いえ。過去に何度かは…』
SA「じゃあできるわね。
危ない時は適当に気絶させればいい。
裏で働く何でも屋なら護身術くらいできるでしょ」
『え、っと…』
WZ「できます」
『は？！』
SA「じゃ、決まりね」
『ちょ、ちょっと！！』
満足気に吸殻に煙草を押し付けるとソアさんは早々に帰って行った。
ギギギギと壊れたロボットのようにウジの方を振り返ればニヤニヤと笑っている。
『ウジさん？』
WZ「これで訓練せざる負えなくなったな」
『さっきちゃんとやるって言ったじゃん！』
WZ「Aなら口だけで終わらせそうだから」
『保険かけやがってええええ！！』
呑気に笑うウジの胸ぐらを掴んで揺らしても、結局自体は変わらない。
オワタ！！
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作者名：おてて | 作成日時：2021年9月22日 16時
