29 ページ30
・
『えと、ごめん、もう1回言ってもらっていい？』
JN「Aのことが好き」
『誰が？』
JN「俺が」
『本当に？』
JN「本当に」
『…えぇえええ？！』
HS「反応遅っ！！」
突然告白(？)されて一瞬どういう意味か分からず、だいぶ遅れた反応になってしまった。
ていうか、
まずそういう雰囲気じゃなかったよね？！
当の本人は少しだけ頬を赤くしているけど、どこかスッキリしたように堂々としている。
こ、こういう時ってなんて返したらいいんだ…
別に好きって言われただけで、付き合おうとは言われてないから…
『ありがとう？』
JN「どういたしまして！」
HS「いや、おかしいだろ！！」
『やっぱり？！』
WZ「ジュン、Aのこと本気で好きなのか」
『ウジ…』
JN「うん。好きだよ」
いつもよりも低いトーンで問いかけるウジは俯いているせいでどんな表情をしているか分からない。
もしかして嫉、
WZ「…気が狂ったのか？」
『なんだとぉ？！』
ウジは信じられないとでも言いたげに、手で口元を隠し私を見て驚いている。
失礼すぎないかい？
JN「狂ってなんかないよ。
初めて会った時から綺麗な人だと思ってたんだ。
見た目も、心も」
『っ、そ、そうかな』
JN「うん。そうだよ」
『ありがとう…』
やっぱり照れる…。
ジュンは相変わらず堂々と褒めてくれるなぁ。
顔に手を当て熱を感じていると、ホシが頬を膨らませて不機嫌そうな顔をしている事に気がついた。
『な、なに』
HS「なんかおもしろくねぇー」
『はあ？』
HS「仲間同士が付き合うとか変だろ！仕事に支障が出る」
WZ「それは俺も同感」
『ちょっと待ってよ。ジュンは一言も付き合おうなんて言ってないでしょ！ね？ジュン』
JN「そっか。
好きだったら付き合うとかあるのかぁ」
HS「そういう意味で告ったんじゃねぇの？」
JN「さっきは急に心臓の辺りからグワッて熱くなってAが好きだぁって気持ちが溢れて、気づいたら止められなくてキスしちゃった」
えへへ、と笑うジュンに私たちは固まる。
そうだ。
告白に気とられてたけど私、キスされたんだった！
HS「そうだった！ジュン大丈夫か？！」
『なぜジュンの心配？』
JN「柔らかかったよ？」
『感想を言うな！』
JN「Aは嫌だった…？」
私は…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おてて | 作成日時：2021年9月22日 16時
