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HS「おー！！遂に開けたんか」
WZ「良いじゃん」
『でしょ〜。で、何その荷物？』
WZ「なんか分からないけど届いた」
HS「めっっちゃ重い」
『中国語で書いてある！
ジュン、これ誰が送ってきたかわかる？』
中国語という言葉に反応したジュンがパタパタと駆け寄ってきて文字を見ると、
何かを確信したのかビリーっとガムテープを外して開けた。
そして中から出したのは手紙で、中を読むなり嬉しそうに顔を上げた。
JN「これ、ハオからだ！」
『え、ミンハオ？』
JN「うん！この手紙はAたちにだって」
『え、私たち？』
2つ手紙のあるうち1つは中国語でジュンが手渡したもう1つは韓国語で書かれているものだった。
『おー綺麗な字だこと』
真っ白な手紙に黒字で綺麗な字の韓国語で書かれている文章を2人にも聞こえるように声に出して読む。
貧乏生活は大変そうだから食材を送ったよ。みんな久しぶりだね、元気にしてた？僕は今、凄く幸せだよ。僕がマフィアを辞めたことは伝わったよね？これから裏の世界で交わることは無いけど、いつかどこかで会えたらその時はご飯でも食べに行こう。いつも健康でいて。そして＿＿
『ジュンのこと、頼みます。
だってさ』
WZ「ミンハオらしい文だな」
HS「会いたいなぁ」
『そうだね』
もう1つの手紙をジュンは懐かしそうに読んでいる。
そして読み終えたのかちょっぴり恋しそうな顔をした。
『またいつか絶対会えるよ』
JN「うんっ、そうだね」
肩に私の手をポンッと置くと優しく微笑んで、その手にそっとジュンの手が重なった。
HS「げっ！！」
WZ「まじか…」
『どうしたのさ』
ホシとウジが唖然としてダンボールの中を覗くから、何が入っているんだろうと私も中を覗く。
『ぜ、全部野菜？！』
HS「こっちのダンボールも野菜なんだけど？！」
WZ「白米…」
JN「ハオは野菜好きだからね」
いくら野菜が好きだからって全部野菜にすることある？！
ホシは涙目になってるし、ウジに至っては、よっぽど白米を食べたかったのかあからさまに落ち込んでいる。
『せ、せっかく送ってくれたんだからそんな顔するな！』
HS「肉…」
WZ「ご飯…」
JN「そんなに肉とご飯が食べたいなら食べに行く？」
「『えっ』」
JN「俺、マフィアの時の稼ぎがまだあるから、お金ならたくさんあるよ」
「『ご、
ゴチになります！』」
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作者名：おてて | 作成日時：2021年9月22日 16時
