怪しいお仕事と恋の行方 (ページ12)

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『はい、ここが今日からジュンが住む家でーす』

JN「わぁ、古くて狭くて秘密基地みたい！」

WZ「悪かったな、古くて狭くて」

HS「本人は喜んでそうだけどな」

韓国に来て間もないジュンはここ数日ホテルで暮らしてたようで、今日から私たちの家に住むことになったはいいけど…

『ジュンの部屋…どうする？』

この家に部屋は3つ。

もちろんそれぞれが部屋を使ってるから空きはないんだけど。

WZ「外で寝かす」

『いや、鬼か！』

HS「ウジの部屋が1番広いんだしウジの部屋は？」

WZ「お前らの荷物が多いんだろ？部屋の大きさはどこも一緒だ、シメるぞ」

HS「す、すいませんでした」

『じゃあ私の部屋にすればいいじゃん』

「「はぁ？！」」

『ね、ジュン』

JN「？
Aが良いなら俺はそれでもいいよ」

『じゃ、良いね』

「「良くねぇ！！」」

キョトンとしているジュンの手を引いて部屋に行こうとすると全力でホシとウジに引き剥がされた。

ここまで揃うとは、やっぱりさすがホシウジコンビだわぁ。

『やめてよ！父さん母さん！
私たちのことは放っておいてよ』

WZ「今日会ったばかりの男を部屋に入れるなんてけしからんわ！」

HS「そうよ！
私はAをそんな子に育てた覚えはありません！」

『もう鬱陶しい！！

ホシウジ夫婦with娘ってギャグいけるな。今度スングァンとハンソルに見せようよ』

ゴンッ！！！

『いっ、たぁあ！！』

WZ「やらすな」

HS「でも今のよかったな、今度やってみるか」

WZ「あーもうやだこの人たち」

JN「ぷっ、あはは！！」

ジュンは私たちを見てお腹を抱えながら大爆笑している。

そんなに今のギャグ面白かったかな？やっぱりスングァンとハンソルには見せるべきだな。

うん、そうしよう。

JN「俺、早くちゃんとした仲間になる！」

『えっ、』

JN「ちゃんと信頼されるようになって、俺も早く仲間って認めて貰えるように頑張るよ」

『ジュン…

うぅ！なんていい子なの？涙が出てきちゃう』

HS「ばかっ！まだジュンの素性分かんないんだから隙見せてんじゃねぇよ」

WZ「お前も泣いてるじゃん」

『ジュン！これから一緒に頑張ろうね』

JN「うん！！」

ホシの言う通りジュンの素性は全然分かってないけど、それでもきっと大丈夫だと思えた。

だってほら、

こんなに純粋に明るい笑顔を見せる人なんてそうそういないよ。