私と愉快な仲間たちの学校生活はちょっと変わってまして (ページ37)

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仲直りページ37

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『いた…

ジフン！！』

しばらく探すと最初に避けられた場所である廊下にジフンはいた。

ジフンは名前を呼ばれて1回立ち止まったけど、またそのまま歩いていく。

『ジフン！』

何度呼んでも振り向かないジフン。

〝避けられるのなんて、押さえ込めばなんとかなるんだから〟

『っ、』

走ってやっと追いついたジフンの背中にそのまま飛びついた。

『ジフンごめん、ふざけて言って。
私ジフンの気持ち考えてなかった、本当にごめん。

だから……

嫌わないでぇえええええ！！！！！』

WZ「え、ちょ！」

堪らず大泣きをかます私にジフンは戸惑っている。

そりゃそうだ。

学校の廊下で人もたくさんいるのに、ところかまわずギャン泣きする女子高生を気にしない人なんていない。

みんな何事だと、チラチラ私たちを見る。

『女友達って言ってごめぇえん！！
ジフンは男の中の男だよぉおお』

WZ「わかった！わかったから泣くなって！」

恥ずかしいからやめてくれ！そう言って、やっと振り返ったジフンは袖で私の目をゴシゴシと拭いた。

ちょっと痛い。

WZ「俺もムキになって悪かった」

『うぅ、もうダメかと思った』

WZ「言っとけど、Aの言ったこと結構傷いたからな」

『それは、ほんとにごめん…』

WZ「ん。

ははっ、鼻赤くなってるし」

背丈は変わらないと言ったはずなのに、向かい合って話しているその時は目線がかなり上に感じた。

『ちゃんと明日はエクレア用意しておくよ』

WZ「2個な！」

『わかってるって、なんなら3個！』

無事仲直りをして教室に戻る最中、階段を降りながら話していると。

『へへ、奮発しちゃ

ぎゃ！！』

WZ「っ、…あっぶな。
学祭の時といい、Aはもう少し注意力持てよな」

階段を踏み外して落ちそうになったところを、すんでのところで私の腕を掴んで支えてくれたジフンさん。

凄いっす。

『…あ』

WZ「？」

『ううん、助けてくれたこと感謝いたす！』

WZ「いつの時代だよ」

男っぽくないって言ったの全力で撤回しよう。

力強く支えてくれたジフンの捲っているワイシャツから見える腕は誰が見ても男らしくてかっこよかった。