照れミンギュ ページ31
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『で、どうやってその証明をするのさ』
MG「恋人っぽいことすればいいんじゃない?」
『恋人っぽいことね…』
んー、と考えながらお店をグルっと見渡す。
ミンギュに連れてこられたこのお店は、ミンギュのお気に入りのご飯屋さんらしく、確かに内装も雰囲気も良いし、なにより…
『ん!美味しいぃ〜!』
運ばれてきた料理は驚くほど美味しい。
MG「はは、美味そうに食うね」
『だって、本当に美味しいんだもん』
人って食べてる時が1番幸せだよね…
うんうん、と1人で頷いているとミンギュが自分のご飯を1口掬って私の方に向けた。
MG「はい、あーん」
『え”っ』
MG「いや、何その声」
『だ、だってミンギュが』
MG「恋人っぽいことしないと(コソッ」
チラッとミンギュが向けた視線の先には、斜め隣の席にあの女の子がいた。
MG「はい、あーん?」
『……あ、あーん』
MG「ふっ、顔真っ赤じゃん」
『うるさ、美味しい!!』
小馬鹿にされ腹がたったのに一瞬でその気持ちを消してくれる美味しいご飯ちゃん。
こんな美味しい料理なら毎日でも通いたい。
『ミンギュは料理が上手いから、美味しいご飯屋さんを見つけるのも得意なんだね!
ありがと連れてきてくれて』
この店はリピートさせてもらうぜ。
『…お?』
いつものミンギュなら当たり前じゃん!って言いそうなのに何も言ってこない。
ミンギュが返事をしないのを不思議に思い、食べていた箸を止めれば顔を真っ赤にしているミンギュ。
MG「っ…」
『え、なに、照れてんの?褒められて照れてんの?
やー、ミンギュ照れムグッ』
MG「うるさい、いいからこれも食べな」
無理やり私の口にご飯を入れて、話を紛らわそうとしてるけど…
MG「…」
真っ赤な顔は隠せてませんよミンギュ氏。
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作者名:おてて | 作成日時:2020年7月12日 15時