謎の不調 ページ28
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DK「すいません!もう1回お願いします!」
「いいよいいよ。リラックスしてね」
SG「どうしたんだろ今日は調子悪いのかな」
『いつもより声が出しずらそうだね』
ボイストレーニングを終えて、今は模擬のレコーディング授業をしてるんだけど…
DK「…どう、ですか」
「んー、悪くは無いんだけど…
ソクミンくんならもっとできると思うよ。
もう1回やろうか?」
DK「っ、はい!お願いします」
いつも好成績のソクミンが今日は不調のようで。
ボイストレーニングをしているときは特に異変はなかったのに急にどうしたのか。
喉が枯れていたわけでも、体調が悪い訳でもない。
ただ、レコーディングをすればする程にソクミンの瞳が不安に揺らいでいくばかりだった。
「そろそろ時間もきてるし、今日はここまでにするから。静かに教室戻ってね」
「「『ありがとうございました』」」
結局、最後まで納得のいくものは出来ずに今日の授業を終えてしまった。
まだ授業中の教室やルームからは色んな音楽や歌、話す声が聞こえる。
SC「喉痛いか?結構歌ったろ」
DK「うん。ちょっとね!でも大丈夫っ」
JH「あんまり無理しないようにな」
DK「わ!ありがとう」
さすが普段からみんなをよく見てるだけあるスンチョルとジョンハンは、真っ先に声をかけてソクミンにのど飴を渡した。
VN「何かあったのかな」
不安を思うことは誰でもあるけど、それを表に出さないタイプのソクミンだから元気なフリをする姿にみんな心配する。
『ここは私が一肌脱ぎますか』
VN「え、どこいくの?」
『もうすぐお昼だし。購買!』
根拠もない自信を持って、目的のために走って購買のおばちゃんのところに向かった。
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『やい!!ソクミンはいるか!』
WZ「今日は食堂休みだからみんな教室にいるだろ」
DK「え?なに?」
『あ!いたぞソクミン!
おら、ちょっと付き合ってもらおうじゃねぇか』
HS「え、何キャラ?」
『ほら来い!』
DK「うわっ、ちょ。
力強っ!」
戸惑うソクミンの腕を引っ張り教室を出て、目的の場所へと進んでいく。
『ここだぁ!』
バンッと力強く扉を開けると、広がる空の下には他クラスがサッカーをして遊んでいるグラウンドが見える屋上に連れてきた。
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作者名:おてて | 作成日時:2020年7月12日 15時