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テラスに出れば青々とした空が広がっていて、不安なんて何も無いよと語りかけているようだった。
MH「まず、ソンリェンの事だけど、あいつは裏世界のルールでちゃんと罪を償わせてるよ。
だからもう狙われる心配はないから安心してね」
軽く頭を撫でたあと、真剣な顔つきで私の手を両手でぎゅっと握ったミンハオ。
MH「それから…スイランのこと。
ちゃんと話すよ」
『うん』
スイランさんとミンハオが出会ったのはミンハオがまだ18歳の時だった。
マフィアの長になったばかりで凄く大変な時期だったみたい。
そんなミンハオにとってスイランさんは支えてくれる優しい人で、好きだったのは確かだった。
だけど、いつの日かスイランさんに違和感を覚えて調べたところソンリェンの側についていることがわかった。
そう遠くない日のタイミングでミンハオを裏切って落し入れようとしているこも。
それでもミンハオは気づいてないふりをした。
自分が好きでいれば、いつか本当に必要としてくれる。
それが18歳のミンハオが考える精一杯のことだった。
MH「この時からもう既に僕は、好きじゃなくて無理にでも好きになろうとしてたんだと思う」
私の手を握り続け、目を逸らさずに話してくれるミンハオ。
MH「そんな関係がズルズル続いて、ついに俺を落し入れる日がきた」
ミンハオは正直、丁度いいと思ったらしい。
ずっと持ち続けていた希望も持てなくなって代わりに苦しさとしんどさを持っていたから。
スイランから離れられるなら、これを機に。
そうしてわざとソンリェンの計画にハマりスイランさんとの関係を断ち切った。
ミンハオは裏切られたあと、さすがといったところか完全には崩壊せず、なんとか持ちこたえた。
それに気づいたソンリェンはまたスイランさんを使ってミンハオを排除しようとしたけど、上手くいかなかった。
それがスイランさんが殺されてしまったとき。
今思えば、スイランさんがソンリェンの計画を断った理由はミンハオのことを…
いや、考えないでおこう。
MH「僕はダメな男だよ、裏切られていると分かっていても自分の手で関係を切れなかったんだから」
『ミンハオ…』
MH「だから、質問するね。
この話を聞いても、それでも僕が好きって言える？」
話し始めてから初めてミンハオが目を逸らした。
初めて見る不安な顔。
私は……
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おてて(プロフ) - ??さん» わぁ！コメントありがとうございます(o´艸`)そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします<(_ _)> (2020年5月22日 20時) (
レス) id: a1f67ce8cf (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ 頑張ってください(*^^*) (2020年5月22日 15時) (レス) id: 4a806e5224 (このIDを非表示/違反報告)
おてて(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございました。 (2020年5月18日 13時) (レス) id: a1f67ce8cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おてて | 作成日時：2020年5月18日 9時
