69 SGside ページ25
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SG「ううっ…なんて美味しい罪な味だ」
『はあ、染みるねえ』
ヌナの作業室には美味しい香りが広がる。
そしてここに来て、気になることがひとつ。
SG「部屋片付けてたの？」
『うん。クプスに言われて』
SG「クプスヒョン来たの？」
『うん、ほんとつい最近』
SG「あ！もしかしてヒョンが肉持ってきてた日？」
『ああ。そうそう』
SG「そうだったんだ…あ、お肉ありがとう。
みんな喜んでたよ」
『よかった。どういたしまして』
そっか、そういう事か。
だからあの日クプスヒョンはいつもより元気そうだったんだ。
ヌナのおかげか…
『スングァナ、デザートに果物食べようよ』
SG「…」
『果物くらいなら大丈夫だよ』
SG「じゃあ、少し」
なんでかこう。
緩んじゃうというか、なんというか。
SG「ヌナに言われると簡単に頷いちゃうんだよな」
『そうなの？』
SG「うん。さっきだってまんまと乗せられて食べちゃったし」
『ははっ。
でも、私が言ったことは全部本当だよ』
SG「えー」
『かっこいいって人それぞれだから。絶対これがこうだって言えないけど。
スングァナがスタイル良いことがかっこいいと思うように、私はスングァナがどんな姿であろうと、それがスングァナならいつもかっこいいよ』
SG「っ…」
ああ、ホシヒョンが羨ましい。
こんな人がそばに居たらどれだけ幸せなことか。
ヒョンはちゃんと分かってるんだろうか。自分がかなり贅沢で幸せな立ち位置にいるか。
＿＿「お？なんかヒョン機嫌良さそうだね」
「うん！Aに会ってきた」
「はー！この幸せ者め！」
「ぬふふっ、凄く幸せ！」＿＿
いや、ヒョンのあの表情を見れば充分か。
だけど…
SG「ヌナ、カムバ終わったらご飯行こうよ」
『おお、いいね。楽しみ』
SG「約束だからね！」
ヌナは僕達SEVENTEENのサポートスタッフでもあるんだから、一緒にご飯くらい行ったっていいはずだ。
ね？そうでしょ？ホシヒョン。
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作者名：おてて | 作成日時：2023年3月10日 17時
