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HS「やっぱりAはAだね」
『ふっ、どういうこと？』
HS「Aが好きだってこと」
『…好き、なんだ。私は大好きだけど』
HS「なっ！！
普段そういうこと言わないくせに！」
『たまには良いかなと思って』
HS「じゃあ、俺だって！あい」
『愛してるよ、スニョン』
HS「？！？！
だぁっ！ダメだ…
これは完全に俺の負けだわ」
『わーい』
抱きしめられながら、こんなこと言うなんて。
本当なら恥ずかしいけど、
たまになら、こうやってするのも悪くない。
斜め上にあるスニョンの顔をチラッと覗けば、嬉しそうにニマニマしてるから、もう少しこうして居ようと目をつむった。
HS「じゃあ、行くね」
『うん。練習頑張って』
日付が変わって、これから深夜練をするスニョンにスポーツドリンクを渡すと、ありがと、と短く返ってきた。
HS「明後日…じゃなくて。明日帰ってくる時連絡して。迎えに行くから」
『あ。明日は帰らないよ。
ソウルからかなり遠いから泊まって帰ってくる』
HS「えっ？！泊まり？！」
『え、あ、うん』
そんなに驚かれるとは思ってもなくて、思わず戸惑っているとギュッと若干不機嫌そうに眉を寄せたスニョンと目が合った。
HS「日帰りできないの」
『無理だよ。急に決まったことだからチケット取れなくて、バスで行くから5時間はかかるんだよ』
HS「5時間…」
『一応夜間バスで行く予定だけど、その日に帰るのはきついよ』
それでも納得しないのか、
うぅん、、と頭を抱えているスニョンがよく分からない。
私が婚約者と何か起こすと思ってる訳でも無いのに、何をそんなに心配してるんだろう。
『スニョンは何が心配なの？』
HS「…心配っていうか、さ。
ただでさえAに婚約者がいた事なんて知らなかったし…」
『それは言う必要ないかなと思って』
HS「そんなっ、俺にとっては大事なことなのに！」
『だ、だって、婚約者なんて勝手に決められてただけでずっと断ってたし、進める気も結婚する気も初めからなかったから』
HS「それでも！！
俺は言って欲しかった…」
スニョンは消えそうな声でそう言ったあと、俯いたまま作業室を出ていってしまった。
さっきまでの甘い余韻なんて一切残らず、ひとりになってシンとした部屋がやけに寒く感じた。
そして、サーッと血の気が引く。
『やってしまった…』
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おてて(プロフ) - チルソンさん» チルソンさんコメントありがとうございます！有難いお言葉です🙇♀️更新頑張ります！ (2023年3月5日 8時) (
レス) id: b9dd2892ba (このIDを非表示/違反報告)
チルソン - 癒されます^^* 次のお話が楽しみです！ (2023年3月5日 3時) (レス) @page47 id: 72c987a0c6 (このIDを非表示/違反報告)
おてて(プロフ) - ビーグル犬さん» ビーグル犬さんコメントありがとうございます！今気づきまして返信が遅くなってしまいすいませんでした🙇♀️そう言っていただけて嬉しいですぅ！これからもラブラブさせたいなぁなんて思ってます🥰 (2023年1月28日 20時) (レス) id: b9dd2892ba (このIDを非表示/違反報告)
ビーグル犬(プロフ) - ああああああー！！！ラブラブ最高です_:( _* ́ཫ`):_ (2023年1月11日 14時) (レス) @page27 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
wakagaoqiao31(プロフ) - 本当ですよね、、日産スタジアムすごく連発してたので希望が見えました笑またそれに向けて勉強頑張ります笑笑！！ (2022年12月10日 17時) (レス) id: 84a4ccda5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おてて | 作成日時：2022年11月29日 11時
