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まだ練習室にいるかな。
飛び出したはいいものの、どこで何してるかもわからない。
『とりあえず練習室に行って、いなかったら宿舎に…というか電話すればいい話だよね』
慌てすぎて頭が回らなくなった自分に呆れつつ、電話しようとポケットからスマホを出すと。
「あれ、A？」
『あ、キムさん。お疲れ様です』
丁度よく事務室から出てきたキムさんに挨拶をする。
ここじゃ、スニョンに電話できないな…
そう思って別な場所を探すためにその場を離れようとするけど、手をひかれて引き止められてしまった。
「あのさ！この後、よかったらご飯行かない？」
『あー、えっと今日は』
「本当は前も誘いたかったんだけどタイミングが…
ほら、ホシくんが来た時」
『は、はあ』
「だから、今日行こっ！」
『いや、だから今日は』
「高いとこ行こうよ、奢るよ？」
あぁ、もう急いでるのに。
「ねぇ、この通り」
『あの！！』
「っ！」
『…今日は、というかこれからも、誘われても行きません』
久しぶりに出した大きい声が喉にジンっと響く。
思いっきり言ったせいかキムさんは驚いた様子でパッと手を離した。
「は、ははっ。冷たいなぁ、なんで？」
『私、恋人いるんです』
「へ？！」
『私の恋人は他の男の人と、どこかに行くのを嫌がるんです。だから行きません』
そうキッパリと告げて、ぽかんとしたまま動かなくなったキムさんを放っておいて去ろうとすると。
「ちょ、待って」
『なんですか』
「彼氏がいるのは分かったよ。
だけど…
今の彼氏嫌じゃない？」
『え、』
この人は何を言っているんだろうか。
言葉の意味が理解できずに立ち尽くしていると、キムさんはわざとらしい笑みを浮かべた。
「だって、たかがご飯に行くくらいだよ？
そんな事で行ったらダメとか縛られるなんて俺はやだなぁ」
『…』
「ほら、心が狭いと思わない？俺はそんな事言わないよ。余裕持ってるし、束縛しない」
『何が言いたいんですか』
「ぶっちゃけ今の彼氏、面倒臭いんじゃない？」
そう言ってキムさんは私を壁に追い込み、顔の横に手を置いた。
「俺にしなよ。俺ならAを幸せにできるよ」
あぁ、もうだめだ。
『いい加減にしてください』
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おてて(プロフ) - チルソンさん» チルソンさんコメントありがとうございます！有難いお言葉です🙇♀️更新頑張ります！ (2023年3月5日 8時) (
レス) id: b9dd2892ba (このIDを非表示/違反報告)
チルソン - 癒されます^^* 次のお話が楽しみです！ (2023年3月5日 3時) (レス) @page47 id: 72c987a0c6 (このIDを非表示/違反報告)
おてて(プロフ) - ビーグル犬さん» ビーグル犬さんコメントありがとうございます！今気づきまして返信が遅くなってしまいすいませんでした🙇♀️そう言っていただけて嬉しいですぅ！これからもラブラブさせたいなぁなんて思ってます🥰 (2023年1月28日 20時) (レス) id: b9dd2892ba (このIDを非表示/違反報告)
ビーグル犬(プロフ) - ああああああー！！！ラブラブ最高です_:( _* ́ཫ`):_ (2023年1月11日 14時) (レス) @page27 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
wakagaoqiao31(プロフ) - 本当ですよね、、日産スタジアムすごく連発してたので希望が見えました笑またそれに向けて勉強頑張ります笑笑！！ (2022年12月10日 17時) (レス) id: 84a4ccda5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おてて | 作成日時：2022年11月29日 11時
