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『スニョン、そろそろ寝なきゃ』
スニョンは今ワールドツアー中。
きっと疲れているだろうし、明日も公演かも知れない。早く寝させないと…
HS「明日はオフだもーん」
『疲れ取れないよ？』
HS「昼まで寝る」
『まったくもう』
HS「そういうヌナこそまだ仕事してたの？」
あ、やばい。
仕事の話に触れたスニョンは話が長い。
主に、仕事しすぎだとか、ちゃんと休んでとか、ご飯簡単に抜くなとか。
それに今は深夜なのに公園に来ているというおまけつき。
素直に教えたら絶対話長くなる。
『寝ようとしたら丁度スニョンから電話がきたんだよ』
HS「そうだったんだ。それは、ごめん」
『……
ごめん嘘』
HS「やー！この前はヌナは嘘つかないって言ってたのに！」
本気で悪いと思ったようで、声のトーンが下がって聞こえた私は罪悪感からつい、正直に話してしまった。
HS「もう。仕事も良いけど寝ないと」
『それはスニョンも同じだと思う』
HS「それにさぁ。今、外にいるでしょ」
『……』
HS「ヌナ」
『すいません、います』
スマホ越しから、やっぱり…と呆れた声が聞こえる。
ヌナは危機感が足りない、と何度お説教をされたことか。
分かってはいるけどやっぱり私なら大丈夫だと思ってしまう。
どうやら私には注意力がないようだ。
『ごめんなさ』
HS「ほら、とりあえず事務所に戻ろう。
あ、ちゃんと電話繋げたままね」
『…あれ、怒らないの？』
てっきりいつもみたいに、心配なんだから夜遅くに外出ないでよ！って長々と怒られると思っていた私は首を傾げた。
HS「ヌナの安全が第一」
『！』
そう言ったスニョンの声に耳が熱くなる。
『…スニョン』
HS「なに？」
『大好き』
HS「なっ！」
どんな状況でもまず最初に私のことを考えてくれるスニョンに思わず気持ちが溢れて、好きを伝えられずにはいられなかった。
気持ちを伝えればスニョンは、あーもう、ほんとヌナは…なんて狼狽えている。
HS「今すぐそっちに行って抱き締めたい…」
独り言のように呟く声が聞こえて、ふふっと笑ってしまう。
HS「あ、でもひとりで夜遅くに外に出たことは許してない」
『うっ』
HS「だから帰ったら、
いっぱい抱きしめられる刑ね」
『うん。それはちゃんと素直に受けるね』
スニョンと話しながら、ひとり事務所に帰る道はいつも歩く道とは違く見えた。
いつもより、ずっとキラキラと輝いて＿＿
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おてて(プロフ) - チルソンさん» チルソンさんコメントありがとうございます！有難いお言葉です🙇♀️更新頑張ります！ (2023年3月5日 8時) (
レス) id: b9dd2892ba (このIDを非表示/違反報告)
チルソン - 癒されます^^* 次のお話が楽しみです！ (2023年3月5日 3時) (レス) @page47 id: 72c987a0c6 (このIDを非表示/違反報告)
おてて(プロフ) - ビーグル犬さん» ビーグル犬さんコメントありがとうございます！今気づきまして返信が遅くなってしまいすいませんでした🙇♀️そう言っていただけて嬉しいですぅ！これからもラブラブさせたいなぁなんて思ってます🥰 (2023年1月28日 20時) (レス) id: b9dd2892ba (このIDを非表示/違反報告)
ビーグル犬(プロフ) - ああああああー！！！ラブラブ最高です_:( _* ́ཫ`):_ (2023年1月11日 14時) (レス) @page27 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
wakagaoqiao31(プロフ) - 本当ですよね、、日産スタジアムすごく連発してたので希望が見えました笑またそれに向けて勉強頑張ります笑笑！！ (2022年12月10日 17時) (レス) id: 84a4ccda5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おてて | 作成日時：2022年11月29日 11時
