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JS「お、ハニ来てたんだ」

JH「お前に連絡したけど?」

JS「ん?あぁ、ほんとだ。
今、気づいたからアイスコーヒー買ってこれなかったや」

JH「絶対嘘だ」





この人がさっきジョンハニヒョンが言ってたシュアさんか。

物腰柔らかい話し方で、優しそう...











JS「ていうか。
もうカフェ出たのに連絡する方が悪いよね」

JH「…」



いや、見た目だけかも…






JS「君がスニョンくん?」

HS「あ、はいっ。クォン・スニョンです」

JS「みんな、シュアって呼んでるからそう呼んで」

HS「よ、よろしくお願いします!!」






あのジョンハニヒョンを言い負かすくらいなんだ。

気をつけよう…







JH「んじゃ、俺たちは今後について話し合うからAとホシは昼ご飯のおつかい行ってきて」

HS「は?!」
『はぁ』

HS「な、なんでっ」

JH「ほい、これお金。ばいばーい」

HS「ちょ、ジョンハニヒョン!」







他のヒョンたちにも助けを求めるけど、ふたりともニコニコと笑顔のまま何も言ってくれなかった。

ってことはジョンハニヒョンの気まぐれな行動ってことじゃないんだ。



それに、

無理やり押し出された俺とは違って、巻き添えくらったはずのAさんはやけに素直だ。

元々言われていたのか?










『ハニからどれくらい貰った?』

HS「あ、えと…これ」

『じゃあそれ全部使うくらい高っかい昼ご飯買ってやろう』

HS「う、うん」






俺の顔を見向きもせずに、スタスタと歩いていく背中を追いかける。

な、なんでこんなことに…。

















『…』
HS「…」








気まづい。

お互い何も話すことなく、ただ黙って歩き続ける道はそれはもう長く感じる。



あ、そういえば。







HS「どこ行くの?」

『クプスオッパ行きつけのお店。
本来はテイクアウトしてないんだけど、クプスオッパと私が常連になりすぎて。いつも特別にやってくれるの』

HS「そうなんだ」








相変わらずチラリともこちらを見ないAさんにどう対応すればいいか分らず、困惑する。

ただでさえ、人見知りなのにこんなのって…



ジョンハニヒョンは一体何を考えてるんだ。








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作者名:おてて | 作成日時:2022年7月21日 9時

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