俺が自分の道を決めるまで (ページ5)

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JH「そういやAは？」

SC「中で色々見てる。おーい！A！」

きっとジョンハニヒョンが言っていた可愛い子なんだろう。

呼びかけるクプスヒョンの声が何度か響いたけど、その返事はない。

HS「A…」

『なに？』

HS「うわっ！！！」

急に背後から声が聞こえて、驚いた俺は大袈裟なくらい肩を上げてしまって。

クプスヒョンもジョンハニヒョンもそんな俺の様子に声を上げて笑っている。

くそ、恥ずかしい。

でも…

SC「いつの間にいたんだ？
ヤン・A。俺の妹みたいなもん。
お前と同じ歳だよ」

HS「あ、そうなんだ」

確かにジョンハニヒョンの言った通り、可愛い。

俺を見上げるその大きい目がぱちぱちと何度か瞬きをして、じっと見つめてくる。

HS「よ、よろしくお願」

『誰？このガキンチョ』

JH「ブッ」

HS「なっ…」

SC「お前なあ、失礼だろ」

『だって、私知らないもんこの人の事』

なんだこいつ！！
可愛い顔してるくせに生意気だ！

クプスヒョンがその子の頭を軽く小突くと、ブスっと不機嫌な顔をした。

不機嫌になりたいのは俺の方だけどな！

SC「前に話したろ。ハニの友達」

『そうだっけ？』

JH「ほらー、お前が甘やかした育て方するから、
こんな生意気なガキになっちゃったじゃん」

SC「そんな甘やかしてきたつもりはないんだけどなぁ」

『うるさいよハニ』

JH「こいつ、お前以外にオッパって呼ばないし」

SC「それは良いと思う」

JH「シスコンめ」

目の前で繰り広げられるやり取りについていけず、

呆気に取られていれば、後からまた新しい声が聞こえた。

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