俺が自分の道を決めるまで (ページ16)

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JH「さて、後は…」

『なっ！』

ジョンハニヒョンはパッとAの方を見ると、Aはやりずらそうな顔をして後ずさりをした。

そうだ。

俺が首を縦に振っても、Aも一緒にが条件ならAを説得させなきゃダメなんだ。

ジョンハニヒョンが言ったのは俺とAで組織を作ること。

HS「…A」

『〜っ、もう！！なんなのさ！
必要と思わせるとか啖呵切っておいて、結局説得されて折れたのはスニョンの方じゃん！』

HS「ご、ごめん」

『だいたい！言うのが急なんだって！もっと早く言ってくれれば心の準備も納得もできたかもしれないのに、こんな形で納得するはずがないっ』

JH「まぁ、それはそれで理由が」

『うるさい！！提案者はハニでしょ、絶対許さないんだから。

それに！！』

止まらないAのマシンガントークにその場にいる誰もが圧倒される。

でも、俺は聞いていて割とスッキリした。

俺の言いたかったこと全部言ってくれたような気がして、有難かった。

SC「お、おいA…そこまでにしよう？
酸欠になるって」

『はっ、はぁ…つ、まだ、い、言い足りないんだ、けど？』

ゼーハーゼーハーと肩で息をするAは俺が最初に会ったときの印象とは全然違って、少し笑ってしまった。

クプスヒョンが心配そうにAの背中を摩るとAはその手をパシンっと払った。

『っ、5本じゃ、足りない』

SC「え？」

『国内5本の指じゃない！！
1番になってやるんだから！！』

ジョンハニヒョンの言っていた5本の指、それを超える1番になるという宣言。

それは…

HS「俺と一緒に組織を作ってくれるってこと？」

『うん、この際絶対やってやろうじゃん…

ハニの言う、
〝凄いこと〟ってやつを』

HS「！！」

正直、鳥肌が立った。

Aの目には嘘偽りのない真っ直ぐな闘志と希望が見えたから。

ジョンハニヒョンが言った通り、この子と組めば、確かに

〝凄いこと〟ができる気がした。

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