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JH「それを聞けてよかった。俺にもう迷いはない」

HS「え?」

JH「Aと組織を作って、この裏の世界でお前たちの能力を活かして欲しい。

俺の言うこと聞くの好きなんでしょ?

言うこと聞いてくれるだろ」







最後の頼みだから。

そう言ったジョンハニヒョンの表情は、お前なら分かってくれるだろ?とでも言いたげだった。





あー…もう。

そんな顔されたら、もう何も言えないじゃん。












HS「分かった」

『スニョン?!』

HS「きっとジョンハニヒョンのことだから、これから俺たちがすることに意味があるんでしょ」

JH「うん」

HS「……」







今までジョンハニヒョンと一緒に居て、この人の自由奔放さに惑わされる日々だったけど、

時々、思いもよらない行動や到底敵わないと思わせるような考えが見えることがあった。




多分、今がまたその時なんだと思う。




勿論、こんな曖昧な考えを言われて納得してるわけじゃないけど…

















HS「俺はジョンハニヒョンを信じてるから」







俺を傍にずっと置いてくれたジョンハニヒョンの言うことならなんでも聞く。

それがどんなに予想外なことでも、絶対巡り巡って良い結果にたどり着く。

だって、








HS「ヒョンはそういう人でしょ?」

JH「スニョン…」








泣いてやるもんか。

そうして思いっきり笑った俺にジョンハニヒョンは目を見開いて驚いた後、同じように笑って俺の頭の上に手を置いた。









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作者名:おてて | 作成日時:2022年7月21日 9時

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