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『うぅ、ジュンフィとミンハオがあんなこと言うからめっちゃ出ずらいんだけど』
あれから数十分、着替えたのは良いものの出ずらいったらありゃしない。
再度、自分の姿を見て肩を落とす。
女中さんがニコニコしながら用意してくれた水着は可愛らしいビキニだった。
体型なんて普通で、ナイスバディとは程遠いのに…
可愛いよ、ビキニはね。
でも、私の体型が可愛くないんだよ!!!
『はぁ……
でも、いつまでもここに居ても仕方ないよね』
よし、腹を括るんだ私!!
何を言われても気にしないぞ!!
『お、お待たせしました』
JN「あー、A遅いよ
って言おうとしたけど水着姿可愛いから許す!!」
『え、まじ?』
JN「うん!すっごく可愛いよ」
MH「……」
でも、さっきからミンハオが反応してくれないんですけど。
『ミンハオ何か言ってくれないと私、居た堪れない』
MH「えっ、あ。ごめん。ちょっと想像以上で……
似合ってるよ、可愛い」
心なしか耳が赤くなっているうえに逸らす目線。
なんだよ、ちょっと期待しちゃうじゃん。
JN「あーハオ。成人男性が大人げないぞ!」
MH「うん、ちょっと意味わからないかな」
うん。私もちょっと分からない。
JN「む!なんだと。
Aの水着姿見て照れるなんて子供みたいだな」
MH「照れたけどジュンみたいに子供じゃない」
JN「俺だって子供じゃない!」
あー。
ギャースギャース言い合ってるふたりをみてたら、自分の姿なんてどうでも良くなってきたや。
『はいはい、そこまで!早く行こう!』
JN「あ、待ってA!」
MH「ちょ、危ないから走らないで」
うぅ!楽しむぞーーー!!!
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作者名:おてて | 作成日時:2020年4月27日 12時