14歳差を。（n.qrse）

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n「とりあえずさ、やめといた方が」

セ「なんで？」

n「……あの、リスナーさんで、17歳としし」

セ「それだけやないやろ、なるせ」

センラさんが俺に強く、優しく語りかける。

それだけやないやろ、

耳の中で何度もリフレインするセンラさんの言葉にドキッとしたのには、気づかないふりをした。

n「何言ってんすか、別になんもないですよ」

ふはは、と笑いながら答える。

嘘はついてない。本当のことだ。

俺は自然と手に力が入ってしまった訳で



センラさんはそうか、と少し顔を曇らせ、何やら考えこんでしまったよう。



n「センラさん、時間」

セ「あ やべ、そろそろやん」

眉間に皺を寄せていたセンラさんも、時間を見た途端さぁっと額を青くさせた。

現在LIVE10分前である。

いつの間にか、まふくんが楽屋前で飛び跳ねながら手招きをしていて、俺たちはバタバタとかけだした。



n「待って俺メイクすんの忘れてたんだけど」

セ「ないっしゅー」

n「着火ファイヤーすんぞ」

笑っているセンラさんをかるーく睨んで、椅子に座り直す。

えーと、10分前で、えーと

もう算数めんどくさいんだよ！！！

逆算をしながら、コスメを物騒に取り出す。

セ「あと5分」

n「あと5分？！」

センラさんがドアに寄りかかって微笑んだ。


あと5分でメイクとかAかよ

アイシャドウを大雑把に塗りながら、どうしても思い出してしまうあの子のこと。

＿＿前遅刻しちゃって、5分くらいでメイクしたんですよ！凄くないですか私？！

キラキラした顔で話すあの子に、ぷっ、と吹き出してしまう。


セ「手ぇ止まってるぞなるせー」

n「まだ居てくれたんすかセンラさん！」

感激の眼差しを向けると

はいはい、はよ手ぇ動かせとぼやくセンラさん。

n「分かってますけどこれ以上雑にやると顔面が大洪水する」

セ「はよやれ！！」

n「っはい！すみませんでした！！」

ーーーーー

鏡を念入りに見つめて

何故かいつもより上手くできた気がする俺。

髪を整えて、にぃっと笑顔を作って

毎回遅刻するとかいいかもな、

なんて馬鹿なことを考えながら、センラさんの後ろへつく。



n「センラさん、Aのこと」

セ「あぁ、後で話すわ」

息切れ切れに呟く背中に

また聞くの、と思ってしまった俺はきっとどうかしてる。

髪が崩れないか厳重な注意をして、俺たちはライブ会場へ急いだ。

LIVEでの色々。→←なるせとせんら。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
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あずきいろ

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8

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西 - この方角に福があるはずです

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今日の歌い手さん

あらき

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