超特急の恋物語

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―リョウガ―



マネージャー「超特急の皆さん。そろそろ本番です」



パレードが終わり、ついに本番。



今年の仮装は ドラゴンボール。



メイクさん気合い入りすぎだろ。



ユースケ「あー、緊張してきたー」



ユーキ「雨降ってるらしいね」



この2人いつも会話噛み合ってないんだけど、大丈夫ですかね。



他愛もない話をしながら、ステージまでの廊下を歩く。



すると、



タカシ「え、待って。なんか声聴こえん？」



その一言でみんな静かになる。



カイ「あー、微かに聴こえるかも」



ユースケ「うっそ。耳良すぎでしょ。全然分かんない」



マネージャー「なんで立ち止まってんの？なんかあった？」



先頭を歩くマネージャーが気づいてないということは、なにも起きてない ということだ。



そう思ったのに………









〜 純白の雪の中 咲ける花になれるとしたら

永遠にあなたを待ち続けてたいの

何もかも白雪色の世界なら 鮮やかに 私だけ

ああ 咲けるからよ 〜



“ スターチス " と書かれた楽屋の壁の前で、メンバーであろう人が、ヘッドフォンつけて歌いながら踊っている。



俺の読みが外れただと！？



タクヤ「綺麗………」



白と少し水色の入ったワンピース？にコートを羽織り、踊っていた彼女から目が離せなかった。

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