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一人で十分【排除型/魘夢】 ページ3

※Aさんは人間設定です
人間の一人や二人死にます、多分
Are you ready?←合ってるかなぁ…

では、大丈夫な方はどうぞ♪
………×………×………×………

『遅くなりましたかねぇ…』

Aは、約束の場所を目指して走っていく
夜の山奥にも慣れてきた

昼間より緑が濃くざわめく木々も、夜特有の寒々(さむざむ)とした静けさでさえ、心地よく感じる

そして、白い息を漏らしながら丘へ着くと、いつものように彼が待っていた

???「こんばんは、A」

おっとりとした落ち着きのある声で彼が語りかけた
彼―魘夢(えんむ)―は、下弦の壱になる程の実力を持つ鬼である
そんな彼が人間であるAと、こうして親しげにしているのにこれと言った理由は無い
()いて言うならば気に入ったからだ

二人が出逢ったのはいつの頃だったか
随分(ずいぶん)前の事だった気もするし、ほんの数日前だった気もする
だが、長年生きてきた魘夢(えんむ)には分からなかった

とまあ、それまでの事は省かせてもらい、Aと魘夢(えんむ)毎夜(まいよ)、小高い丘にて会話を共にしている
それを幾度(いくど)と続ける内に、互いの事を知っていった

魘夢(えんむ)は、そんな時間を楽しみにしていた

Aの声は鈴のようで、静かな山中(さんちゅう)に響き、美しく闇夜に吸い込まれていく

『それでですね、……って、どうしたのです?魘夢(えんむ)さん』

魘夢「ん?何がかな?」

魘夢(えんむ)さん、先程からずっと私の顔を見ていらしたので…』

それを聞いて、魘夢(えんむ)は目を丸めた
無意識に凝視していたらしい

魘夢「そうかな?…嫌だった?」

『い、いえ……そうまじまじと見られると、可笑しな顔でもしていたのかなと思いまして』

魘夢「そんなことないよ、Aは綺麗な顔をしているしね」

その不意打ちに、Aは頬を染めた
それを見て、魘夢(えんむ)は口元を少し(ほころ)ばせた









………×………×………×………
キリが良いので一旦切ります

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設定タグ:鬼滅の刃 , ヤンデレ(普通のも可) , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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廣岡唯 - おいおい (2022年10月17日 18時) (レス) @page27 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ(プロフ) - takabaryunosukeさん» 了解です!検定等諸事情により、遅くなってしまいますが、精一杯書かせていただきますね(´ ˘ `∗) (2022年1月3日 11時) (レス) id: dc4d965c84 (このIDを非表示/違反報告)
takabaryunosuke(プロフ) - 追伸 キメオタです (2022年1月3日 7時) (レス) id: 4712f4630d (このIDを非表示/違反報告)
takabaryunosuke(プロフ) - こちらこそ遅くなってごめんなさい!リクエストです。 (2022年1月3日 7時) (レス) id: 4712f4630d (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ(プロフ) - キメオタさん» 返信遅くなってしまい、すみませんm(_ _)mあと、たぶん結構先になってしまいますが、リクエストなさりますか……? (2021年11月20日 11時) (レス) id: dc4d965c84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嘘つきピエロ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/33104274/  
作成日時:2020年12月11日 18時

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