真選組の紅一点は、今日も笑顔で毒を吐く。パート２ (ページ35)

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第十六訓：ミイラ捕りがミイラにページ35

土方「ほォ桂と高杉がねェ」

『過激派だった桂も今ではすっかり穏健派になり変わりとかく暴走しがちな攘夷浪士達をおさえるブレーキ役となっているとききます武闘派である高杉一派とぶつかり合うのは目に見えていました山崎さん‥』

山崎「はい‥両陣営とも被害は甚大な模様で死者行方不明者五十数名あの人斬り似蔵も行方不明とか‥これでしばらく奴らも動けないでしょう」

土方「しかし解せねェ岡田河上ら猛者を擁する高杉に比べ桂はロクな手駒を持っていなかったはず一体どうやって高杉達と互角にはり合ったってんだ？」

『その件に関しては一つ気になる情報が‥‥桂側に妙な方達が助っ人についていたらしくその方達が妙な子供を二人連れたバカ強い白髪頭の侍‥わかりますよね土方さん』

土方「‥‥野郎か確かあの野郎は以前池田屋の一件の時も桂と関わっている風だったがうまいこと逃げられたんだったな洗うか」

山崎「副長」

『‥‥』

土方「元々うさん臭ェ野郎だ探れば何か出てくる奴だってのは前からわかってただろ派手な動きもせなんだから捨て置いたが‥潮時かもな」

山崎「これでもし旦那が攘夷活動に関わっていた場合は」

土方「んなもん決まってるだろ穏健派だろーが過激派だろーが俺達の敵には違いねェ斬れ」

山崎「総長‥」

『わかりましたまず偵察に山崎さんを向かわせますもし銀時さんが攘夷活動に関わっていた場合はーーーーーーーーーーーーーーーーー私が斬ります』

数刻後‥夜‥志村家の屋敷

山崎「ここか‥‥‥意外に広いな」

山崎は志村家に忍び銀時を監察しようと部屋に近寄ると‥

？「何奴っ！！」

山崎「(バレた！？)」

？「おやおやお前さんですかクックックッ来ると思っていましたよ」

山崎「(なんてこったさすが旦那だ全部お見通しってわけか)」

？「死んだ仲間の仇討ちというわけですかマスカットよ」

山崎「(は？マスカット？)」

山崎が部屋を覗き込むと‥

神楽「「マリリンのことかァァァ！！プリーザぁぁ！！」どかぁぁぁんビシバシビシ「ぐふっ」どぉぉん！！ガラガラプリプリテンプリッ」

山崎「(ジャンプの朗読‥まぎらわしいマネを)」

銀時「オイ‥もうなんか訳わかんねーよちょっ貸せもう自分で読むから」

山崎「(‥‥とにかく軒下へもぐろう)」

山崎が軒下にもぐってすぐ‥

銀時が身体を動かそうとして‥