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｢その……差し支えなければもっと寄ってくれないか…？｣
｢ん…？｣
｢今…両方とも腕が使えなくて……｣
繋がれた点滴の管と包帯。
そっか、私が動かないと……
ベッドに軽く乗り上げて、首に腕をまわした。
｢……もう少し…｣
｢これ以上どうやって近づくの………｣
動けないのがもどかしそうだ。
なら頑張って早く回復してほしい。
｢チョコレートの香り……｣
｢さっき食べたからね、｣
｢俺も食べたい、｣
……、隣のサイドテーブルに目をやる。
あれは……炭治郎のものなのか？それともお土産？忘れ物？
｢ご飯……なにか食べた？｣
｢いや、まだ食べてない｣
まだなのか……
｢胃がずっと空っぽだったんだから刺激物は良くないよ。優しいものをまず食べなきゃ、｣
｢……、｣
｢そんな顔しない｣
Aだけ羨ましい、という顔してる。
｢じゃあ……なにか食べさせてくれないか…？｣
｢え…、でも…｣
ご飯食べてもいいか分からないし、私に頼まれても……
｢腹が空いてるんだ、｣
｢今日はわがままだね、？｣
｢わがままな俺は嫌か？｣
……そんなこと言われてしまったら、
｢……わかった、わかったから、離して、｣
｢うん……ありがとう｣
｢少し待っててね、｣
、
｢勝手に使って大丈夫だったかな？｣
こんな時間にアオイちゃんが起きてるわけもなく、台所と食べ物を勝手に使わせてもらった。
消化の良いもの、そしてとにかく水分、塩分、糖分をとってほしいから、無難に雑炊というか…
慣れてるとは言え料理が上手かわからないから不安だ。
｢炭治郎、持ってきたよ｣
｢ありがとう、もしかして作ってくれたのか？｣
｢うん｣
お盆を置いて炭治郎の上体を起こす。
｢大丈夫？｣
｢あぁ｣
私もベッドに座り、お茶碗を手にした。
｢いい匂い…｣
｢ありがと。
ほら、はい｣
さじを差し出す。
｢ふぅ、ふぅ、…｣
ぱくりと口にいれ、はふはふと食べる様子が可愛いくて仕方ない。
蜜璃様の"きゅんきゅんしちゃう！"っていう気持ちがよく理解できた。
｢んん、熱っ、うまい、｣
｢もっと落ち着いて食べて｣
全然噛まないで飲み込むんだから……
｢ん、早く、｣
｢ほんとに火傷するよ？｣
あぁ、今日の炭治郎可愛い。可愛すぎる、
｢っん、おいしい、体に染みる、｣
｢うん、よかった、｣
｢もっと、次、｣
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三月の専属ストーカーなつめみく - くっ…作者様のイラストみたいのになんか表示されてない…俺の端末そんな重いの？？ていうか文才ありすぎてそんなことどうでもよくなるくらい読みいっちゃってるんよ…！！なんで？？ (10月23日 21時) (
レス) @page40 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あう | 作成日時：2022年2月8日 23時
