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「………わ、」


初めて来た、刀鍛冶の里。


なんだかんだ、刀を折ったり刃こぼれさせたりしなかったからなぁ…


なんだっけ、温泉とかもあるのかな?






「……、」










『私の刀は哲夫さんが大事に取っておいてくれたみたいだから、今でも家にあるはずよ。


まだ綺麗なはずだから、予備にでも使って?』








今日はいつも使用しているものを腰に、


そしてお母さんの刀を手に持ってきた。




……予備とは言ってたが、今後はお母さんの形見として使いたい。


何をするか分からないが、あまね様が刀鍛冶の里まで持っていけと言うのでだから改良でもするのだろう。


お母さんの刀を預けて、できあがるまでは自分の刀を使おう。


とりあえず……誰かに声かけないと…





なんとなく町を歩いていると、後ろからチリン、と涼しい音がした。








「……!?」


「話は既に聞いておる。刀は俺が預かろう。」


「は、はい……」


ここの人はみんなひょっとこのお面って、分かってるけどギョッとする。


それにしても……この人私が一条Aだって分かったのかな…?



日輪刀を渡すとそのまま刀を抜いていく。













「………」


あれ、そのままじっと見つめて固まってる……





「……あの?」








突如、顔を思い切りこちらへ向けた。








「!!?」



「貴様アアアアアアア!!!!刃こぼれさせるとはどういうことだアアアアアア!!!!」







暴れて襲いかかろうとする彼を止める。




え、え…??






「そ、れ、に!!少し錆びてるじゃねえか!!許さない、許さない……!!」



怖い、怖すぎる……


いくらなんても刀に固着しすぎだろ…


「ごめんなさい、これ10年前のものなんです」




すると、ピタリと動きを止めた。






「……こほん、ならば俺が時間をかけて研いでみせよう。時間は……字を掘る時間も含め、3日ほどだろうか……」



字…?



「まぁ…よろしくお願いします…」


「………」



無言で私の横を通りすぎていった。


変な人だ……




















「あぁー………」


いい湯だな、ってこういうことか…


全身にしみる……



「えっ」


「………!?」


あ、そっか、鬼殺隊って圧倒的男子が多いんだった…


「す、す、すみません!!!!氷柱様…!!」


「あ、あの……、!?そんな湯気で見えないので……」


というかもう私が柱って分かるんだ……

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三月の専属ストーカーなつめみく - くっ…作者様のイラストみたいのになんか表示されてない…俺の端末そんな重いの??ていうか文才ありすぎてそんなことどうでもよくなるくらい読みいっちゃってるんよ…!!なんで?? (10月23日 21時) (レス) @page40 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あう | 作成日時:2022年2月8日 23時

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