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｢っく……！｣
1ヶ月半もあれば大丈夫だと思っていた。
絶対零度の習得は。
でも、この調子だと、修行期間の延長が余儀なくされる。
1週間、絶対零度に向かっていたが、上手くいかない。型を掴めない。
このままでは…炭治郎に会えるときも先へ先へ延ばされてしまう。
その間に死んでしまったら……
小さな小屋の中、ただひとり刀を振るう。
ここは、あの家と共に貸してくれた物置用の小屋。
中のものを全て家へ移動させて練習場としたのだ。
絶対零度を使うときは辺りの大気を自らの手で凍らせる。
すでに気温の低い外で絶対零度ができたとしても、それは自分の力でない。
日本は確実にここより温暖で、体への負担はとても大きいだろう。
だから、室内で行うのが最適だと考えたのだ。
火を焚いてある程度気温が上がった上で行う。
｢はぁ…っ、！｣
力は以前よりついたとはいえ、空間を凍らせる、というのは難しい。本来なら、"無理"なのだ。
｢どうしたら…｣
最も効率のよい体の動き、空間を凍らせる順序、尽くせる限り、尽くしているはず。
今まで絶対零度をこなしてきた3人は、一体どうしていたのだろう。
｢……………、｣
もう一度、大きく息を吸い、全身の細胞にエネルギーを与える。
疲労もすべて払い、日輪刀を握り直した。
｢末ノ型、絶対零度………！｣
寒さは、もう感じない。
でも、感じないだけで、体は正直なんだ。
ﾊﾟｷﾝ
｢……！！｣
今、少し、凍った………？
なら、もう少し頑張れば全体が……、
｢っ………こほっ、かはっ、｣
口の中………、血の味がして気持ち悪い…
喉から生暖かい感覚と、残るような嫌な味。
無理やり飲み込んで、また立ち直す。
｢あと10回は……できる、｣
大丈夫、少しずつやれば体は慣れる、
頑張ろう。
、
｢体力ガナクナル前二戻ッテ来コナイトダメダッテバ………｣
｢すいません、｣
小屋から家は近いから日が沈んだ後も練習してていいと言われたから、空が真っ暗になった後に戻るようになった。
で、体力はもう無く、這いつくばってなんとか家に戻る。
｢A。お疲れ様。ご飯は……｣
｢起きてから食べる……｣
カーペットの上にごろんと寝転んだ。
今日は…問題なく寝れそう、
そのまま意識を手放した。
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あう(プロフ) - みぃちゃんさん» ありがとうございます✨頑張ります。 (2022年1月16日 22時) (
レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください！！ (2022年1月16日 21時) (レス) @page30 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます (｡･ω･｡)励みになります。嬉しいです！ (2021年12月31日 20時) (レス) @page12 id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
らら - とても面白かったです！つづきもたのしみにしています！！たいちょうくずさないていどにがんばれです！！ (2021年12月31日 17時) (レス) @page12 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - Setsuya★さん» 大変失礼しました…💦修正させていただきました。コメントありがとうございます！ (2021年12月20日 19時) (レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あう | 作成日時：2021年12月12日 23時
