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「A！！」
お母さんでも立花でもない声が聞こえた。
「……！アラン！」
いつものボックスを持ってこちらにやってきた。
実は、毎週食べ物を届けに来てくれて会うたびに仲良くなって…
お互い呼び捨てで呼ぶほどになった。
「お、立花！ハロー。」
「ヘロー！！」
立花はすぐに彼に懐いた。
慣れない英語も見よう見まねで言ったり、
今も嬉しそうに背中を撫でて貰っている。
「お疲れ様です。あまり無理しないように。」
座り込んだままの私に手を差し伸べられた。
「！？」
「あ、手冷たいですよね。」
「いや…病院行った方がいいですよ、！？人の温度じゃない…
町まで連れて行きましょうか？」
そういや…アランには話してなかったな…
「いえ、これでも身体は大丈夫なんです。
その…このトレーニングや鬼との戦いが関係してるんです。」
「そ…そうなんですか……人間って強いんですね……」
どんなに信じがたい話をしても彼は信じてくれるんだよな…
ロマンチストなのか…単純なのか……
「それが…鬼と戦うときの武器、？」
床に放りながっていた日輪刀に視線が向く。
「そうですよ。触ると凍傷になるので触らないでください。」
刃を拾い、そのまましまおうとした。
「あ、よかったら技を見せてくれませんか？」
「え？」
氷の呼吸を…？
まぁいいか。ちょうど左手をやらなきゃいけなかったし。
「念のため少し離れてください。」
アランが後ろに下がり、視界から見えなくなったことを確認した。
左手に刃を持ち替え、右手右足を前に出す。
右手の平と刃先を正面に向けた。
「スゥ………」
氷の呼吸、壱ノ型
「氷柱！！！」
力を放つと同時に左肩を前に突き出した。
その瞬間、日輪刀が重くなる。
「…！！」
「っと……」
危ない、体勢が崩れるところだった。
「アイス…ですか、」
「そうです。私は氷を使うんです。他にも炎や花、風とかがあります。一応水も使えるんです。」
「もしかして氷を使うから身体が冷たいんですか？」
「正解です。」
また1本分、氷柱の山が大きくなった。
「こっちは触っても大丈夫ですか？」
「大丈夫ですよ。ただの氷です。」
1本取りだし、よく眺めたり、折ろうとしたりした。
「ぐぐぐぐ………っ、折れない……っ」
逆に簡単に折れたらやだよ。
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あう(プロフ) - みぃちゃんさん» ありがとうございます✨頑張ります。 (2022年1月16日 22時) (
レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください！！ (2022年1月16日 21時) (レス) @page30 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます (｡･ω･｡)励みになります。嬉しいです！ (2021年12月31日 20時) (レス) @page12 id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
らら - とても面白かったです！つづきもたのしみにしています！！たいちょうくずさないていどにがんばれです！！ (2021年12月31日 17時) (レス) @page12 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - Setsuya★さん» 大変失礼しました…💦修正させていただきました。コメントありがとうございます！ (2021年12月20日 19時) (レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あう | 作成日時：2021年12月12日 23時
