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「ここはこうすると良いわよ。」
お母さんも同じ氷柱を実際にやって教えてくれる。
初めてやるはずなのに…とても綺麗なのだ。
「こうですか?」
「うん。そうそう。」
、
、
「壱ノ型 氷柱!!」
ひとつひとつの型に渾身の力を入れるから、ものすごくきつい。
素振り1000回が簡単に思えてきた…
「っ…はぁ…、はぁ、」
もっとちゃんと踏ん張らなければいけない。前に引っ張られていけない。
「あ、A。左手でそれできる?」
「ったぶん、右と同じくらいには…っ、」
別に両利きではないが、もし右腕を斬られてしまったら戦えないから、今まで左手も意識してつかっていた。
「なら右100回終わったら左も100回やりましょう。」
「はい…!」
もし左手でできなかったら200回とか言われていたんだろうか…
考えたくない…………、
「頑張レーー!!」
立花がこれまでにできた氷柱の山に乗っている。
変な光景だなぁ…
「氷柱!!」
右半身を前に出して脚を前後に大きく開いて耐える。
左足を横に向けないと足首の腱が切れてしまうな、
「これで100回ね。」
「えっ?」
あれ、100回終わった?
「ちょっと休憩しましょうね。疲れていると集中力が欠けるから。」
「はい…、」
「オ疲レ!!」
休憩が来ると一気に疲れがどっと来て、その場に座り込んだ。
積もった雪が柔らかい……
「じゃあ1つAでもできること教えてあげるわね。」
「…?」
「見てて。」
お母さんが少し離れた。
「水の呼吸 壱ノ型…
水面斬り」
「…!」
柔らかい声とは裏腹に、素早い動きで威力が大きい。
水柱様と同じくらい強いのでは……?
でも、驚くのはまだ早かった。
「
パキン
「!!?」
その瞬間、水が凍ってしまった。
…型が、凍った?
「水から氷に………今のAならこれを調整できるはず。」
「え?」
水の呼吸を使ってもたまに氷がでてきてしまうほどだったのに?
水の状態変化を自らの意思で制御…?
「これ以外にもできるわよ!」
今度は高く上へ跳んだ。
「捌ノ型 滝壷
結!」
太い滝が凍ってしまった。
「…………、」
お母さんは優雅に滝の氷のてっぺんに座っている。
「今は氷の呼吸に集中したいからやらなくていいけど、覚えていてね。」
「わ、分かりました……」
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あう(プロフ) - みぃちゃんさん» ありがとうございます✨頑張ります。 (2022年1月16日 22時) (レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月16日 21時) (レス) @page30 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます (。・ω・。)励みになります。嬉しいです! (2021年12月31日 20時) (レス) @page12 id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
らら - とても面白かったです!つづきもたのしみにしています!!たいちょうくずさないていどにがんばれです!! (2021年12月31日 17時) (レス) @page12 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - Setsuya★さん» 大変失礼しました…💦修正させていただきました。コメントありがとうございます! (2021年12月20日 19時) (レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あう | 作成日時:2021年12月12日 23時