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「じゃあ壱ノ型から見せて。」


「はい。」


刀を抜いて右手で握りしめる。


そして、深く息を吸った。


「スゥゥ………」




全身の力が右肩から手首まで流れ、溜まる。





………あれ、なんだこれ。




まるで、強い電圧がかかっているような……



型を出したら………とんでもない力が出そうだ。




息を吐き、もう一度吸った。







「氷の呼吸 壱ノ型






氷柱!!!」






明らかに前と変わったことがあった。



まず、身体のエネルギーが断然違った。



そして、





「…!」



刃から水が出て、それが凍る瞬間が見えた。


これは…私が遅いのか?




それとも……







ガキュイ"ンン!!!!



「……!あら、」




「……え?」



改めて刃先を見た。




「!?!!?」



出てきた氷柱は以前の長さの2倍ほど…


その上、本来は一般的に見る、先が丸い円錐のようになるはず氷柱が、



本当に、日輪刀の先の延長のような、鋭い形になっている。



まるで、刃渡り3mほどの日輪刀のようだ。





「えっ…え??」



「この3ヶ月の結果よ。」



とりあえず刀を軽く降って氷を落とす。





グサッ



「うわ、」



「見事に地面に刺さったわね…」



氷の強度も増したのか…



「どう?」


「なんか…怖いほど力が増してます…」



あの3ヶ月で?こんなにも?



「…でも課題があるわ。少しずつ改善しましょう。」


「はい!」



お母さんも刀を抜いた。



「!!」


「?どうしたの?」



「その…刀の色が…」



私と同じ透明だ。


けど、お母さんのものの方がクリアだ。




「氷の剣士の刀は透明。力が増すにつれて、純粋で何も含まない、綺麗に透き通った色になる。」



なるほど…


私の刃は………



空にかざして見てみると、空の青色が少し霞んでしまう。




まだまだなのか…



もっと頑張らないと。



「まず、腕の力の増大に身体が追いついていない。


剣が思い切り前に突き出てしまって身体が持って行かれている。下手したら日輪刀を奪われてしまうわ。」


確かに、腕が引っ張られる感じがした。



「もっと踏ん張る力をつけて。調整し切れてないから。」


「はい…!」



踏ん張る力…



「じゃあ100回これやりましょう。」


「げっ」


「自分にとって一番良い形を見いだすの。」



100回て………本気かよ…

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あう(プロフ) - みぃちゃんさん» ありがとうございます✨頑張ります。 (2022年1月16日 22時) (レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月16日 21時) (レス) @page30 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます (。・ω・。)励みになります。嬉しいです! (2021年12月31日 20時) (レス) @page12 id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)
らら - とても面白かったです!つづきもたのしみにしています!!たいちょうくずさないていどにがんばれです!! (2021年12月31日 17時) (レス) @page12 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - Setsuya★さん» 大変失礼しました…💦修正させていただきました。コメントありがとうございます! (2021年12月20日 19時) (レス) id: 6f2077b473 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あう | 作成日時:2021年12月12日 23時

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