始めます。17。 ページ18
私は足を止め、近くの物陰に隠れて、じっと目を凝らす。
よく見ると、確かにそこには牛沢がいた。もう1人は…。多分、同じクラスの女子生徒。
「＿＿＿＿＿。」
牛沢の低い声は通りにくく、ここまで聞こえることは無かった。が、女子の甲高い声は嫌によく聞こえる。
「明日の体育大会ね。私、東雲さんと同じ順番の時に走るの。」
私の名前がでてきて、どきっとする。
「だから、私がもしあの子に勝ったら、私と付き合って。」
「は…？｣
しまった。うっかり声を漏らしてしまった口を塞ぐ。生憎、女の子には聞こえていないようで、話を続けている。
牛沢が今の話に乗ったのかどうかはわからない。けど、何故だかとても嫌な気分になった。
そもそも何で私の名前が出てきたのだろう。やっぱり、牛沢のことが好きな女子にとったら、前までの私は邪魔者でしかなかったんだろう。
牛沢は周りの子に誤解されるから嫌いになったと言っていた。あの理由が確かなら、今のこの告白をきっと受け入れるんじゃないか。
胸がズキリと痛む。
「…あんなこと付き合って欲しくないなあ…」
「…お前今の話聞いてたの？｣
牛沢の声が聞こえる。嫌な予感がして、後ろを振り向いた。
「よお」
会いたくない。そう思っていたはずなのに。
久しぶりに聞いた牛沢の声は、なぜだかすごく心地がよかった。
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はるはる - すごくよかったです！何回を見てます！ (3月14日 15時) (
レス) @page36 id: 36b38a1b35 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか。(プロフ) - ポチ。さん» さ、最高ですかね…？コメントありがとうございます！！ (2017年9月28日 23時) (レス) id: 3b3ce5bb10 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ。 - うっしいいいいいい！！！！ 最高ですわ。最高すぎますわ。 (2017年9月26日 22時) (レス) id: 5deafd338c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか。(プロフ) - しおりさん» お気に召されたなら良かったです！り、リアルなんですかね…？wコメントありがとうございます！ (2017年9月26日 18時) (レス) id: 3b3ce5bb10 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 面白かったですー^ ^！！うっしーがリアル！！笑 (2017年9月26日 14時) (レス) id: faab9ab15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーか。 | 作成日時：2017年9月14日 18時
