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「炭治郎くん！私、禰豆子ちゃんに会ってみたい！」
「ええ！？」
先輩からの頼みとはいえ、Aさんは風柱不死川さんの弟子。禰豆子に合わせて大丈夫なのだろうか？
「あ、そっか…風柱の弟子と聞けば、会わせたくないよね…」
バレてる！いやでも、禰豆子のことは御館様が公認しているし、危害を加えるようなことはしない…か？それに、俺が禰豆子に合わせるのを躊躇った時、Aさんからは悲しい匂いがした。
「いえ！是非、禰豆子に会ってください！」
「いいの！？」
「勿論です！禰豆子、おいで。」
ガタガタとひとりでに動く木箱を見たAさんは、「え、幽霊？！やだ、私心霊現象とか苦手よ？！」と騒いでいる。なんというか、あの不死川さんの弟子とは思えない。
木箱からノソノソと禰豆子が出てくると、Aさんは「ぴゃっ？！」と声を上げて飛び跳ねた。
「Aさん、落ち着いてください！妹の禰豆子です！」
「へ…妹…禰豆子…」
Aさんは禰豆子の姿を確認すると、ほんの数秒ジッと禰豆子のことを見つめ、素早く妹の元に駆け寄った。
「あ、貴方が禰豆子ちゃん？！」
「むー…」
「ごめんね！！？師範に刺された所はもう痛くない？！でも刺された時は痛かったよね？！代わりと言っちゃなんだけど私のこと殴っていいから！」
禰豆子のことを抱きしめながら大声で謝罪をするAさんを前に、俺も善逸も、禰豆子でさえも目が点になる。
「炭治郎くん！」
「はっ、はい！」
Aさんは禰豆子から体を離して俺と向き合うと、正座をしてその額を床に付けた。
「師範のしたことは許せないと思うけど、私からも謝ります！ごめんなさい！」
「えっ、えっ？！顔を上げてください！」
悪いのはAさんじゃないのに、どうしてAさんが謝るんだ。そう問えば、「師範の起こした責任は弟子も取らなきゃ。」とAさんは答えた。本当にこの人は不思議な人で、ずっと悲しい匂いがしていて嘘をついているようには思えない。
「Aさんは禰豆子を認めてくれるんですね。」
「当たり前だよ！本当、こんな可愛い子に刃物を向けるなんて、師範ってば血も涙もなければ心も無いんだから！」
そんなこと言って、後でバレたらAさんが怒られるんじゃ…
「っと、いけないもうこんな時間。私はここらで失礼するね！また明日！」
嵐のように去っていったAさんは、やっぱり風柱の弟子にふさわしい。
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瑠璃瑚(プロフ) - 釈迦様さん» お恥ずかしい変換ミスです…作中一通り見直して訂正はしたのですが、まだ直っていない箇所が有ればご指摘頂きたいです。 (2020年2月19日 20時) (
レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃瑚(プロフ) - しらとぅさん» なんとお優しい、、ありがとうございます！>< (2020年2月19日 20時) (レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
釈迦様 - 師範が市販…°。:(°ε°)ﾌﾞﾌｯ! (2020年2月17日 0時) (レス) id: bccea59c19 (このIDを非表示/違反報告)
しらとぅ(プロフ) - 瑠璃瑚さん» いえいえ！誰でもミスはありますよ！これからも頑張ってください！ (2020年2月8日 20時) (レス) id: 785ac6cfee (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃瑚(プロフ) - しらとぅさん» ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい変換ミスをしてしまいました、、>< (2020年2月8日 20時) (レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃瑚 | 作成日時：2020年1月11日 14時
