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全然大丈夫じゃない。
「ぜんっぜん大丈夫じゃなぁーーーい！！」
ゼーハーと息を切らすくらいに大きな声で叫ぶ。
「何が、そんなんで大丈夫ですか？だよ！」
「うるさいぞ犬飼！」
「だって、だってぇ…」
任務に来てもう2日は経つけど、師範、ちゃんとご飯食べてるかな。沢山作り置きはしてきたけど足りてるよね？朝は起きれてるかな。いつも私が起こしてるけど。屋敷の掃除は？！埃とか溜まって不快な思いしてない？！任務で怪我とかしてないよね？！私がいないと安静にもしないじゃん？！
「犬飼って風柱のオカンなのか？」
「えっ？！」
「全部口に出てるぞ。」
今回の任務を共にしている村田さんは、地図を見ながら私の隣を歩く。他に数人の隊員が私たちの後ろを歩いている。
「ちゃんとおはぎは一日一つまでって書き置きはしてきたけど、どうせ二つ食べてるんだろうなぁ。また蟲柱様に怒られるよ。血糖値高過ぎて糖尿であの世行きだわ。」
「食事まで管理されてる風柱、可哀想…」
「何か文句でもあるんですか！」
「そんなんだから裏で番犬なんてあだ名をつけられるんだよ。」
ふん！あだ名がなんぼのもんよ！番犬上等！心配なんですよこちらは！あんな身体中に傷を作ってくるわ食生活も乱れてるわで、自分の体を大事にしない師範がいつおっ死んでしまうか気が気でなくて仕方ない。
村田さんは私をジトっと見つめると、呆れた笑いを溢した。
「犬飼って、本当に風柱様のことが好きなんだな。」
「当たり前じゃないですか！」
「「え？」」
その場の空気が固まり、隊員たちの足が止まる。何だと隊員たちの顔を見回すと、驚いた顔をしている者もいれば赤面している者、キャッと言いながら顔を手で覆っている者までいる。
なに？私何か変なこと言った？そりゃ師範のことが好きかどうかだなんて好きに決まって…
「あああ！！！待って！待って！！違う！好きってそういう好きじゃないよ！！？好きってのは師弟関係としての好きだから！！！」
そりゃ皆がその反応をするのも無理はない。しかしどれだけ弁論しても、すればするほど隊員たちはプルプルと震えている。
「犬飼、そんな顔真っ赤にして弁論しても説得力無いぞ。」
笑いを堪えている村田さんが言う。自分の頬に手を当ててみるととてつもない熱を感じる。
「ッッッ先輩のバカ！！」
犬飼A、不覚にも失態を犯す。
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瑠璃瑚(プロフ) - 釈迦様さん» お恥ずかしい変換ミスです…作中一通り見直して訂正はしたのですが、まだ直っていない箇所が有ればご指摘頂きたいです。 (2020年2月19日 20時) (
レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃瑚(プロフ) - しらとぅさん» なんとお優しい、、ありがとうございます！>< (2020年2月19日 20時) (レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
釈迦様 - 師範が市販…°。:(°ε°)ﾌﾞﾌｯ! (2020年2月17日 0時) (レス) id: bccea59c19 (このIDを非表示/違反報告)
しらとぅ(プロフ) - 瑠璃瑚さん» いえいえ！誰でもミスはありますよ！これからも頑張ってください！ (2020年2月8日 20時) (レス) id: 785ac6cfee (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃瑚(プロフ) - しらとぅさん» ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい変換ミスをしてしまいました、、>< (2020年2月8日 20時) (レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃瑚 | 作成日時：2020年1月11日 14時
