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「グランドセフトオート！」
スピナーが自慢のドラテクを披露するその横で、横転したパトカーの運転手を間一髪で救出したヒーローは荼毘と相対した。
「そうそう、ヒーローは人命優先しちまう」
そう言って、蒼炎を纏って現れた彼にヒーローが眉毛を寄せる。
「…ここ最近、各地で焼死体が相次いで見つかっている…」
「お、噂になってる？嬉しいね」
「遺族の気持ちを考えたことはないのか！！」
怒りに任せて特攻したヒーローだったが、獣を象ろうが砂塵は砂塵、もちろん炎の前に歯が立つわけもなく。
敵連合に傷の一つつけることもできずに、コンプレスの"圧縮"によって閉じ込められた。
「あっちちち…砂って燃えねェよな」
「見た感じ上半身しか砂化できねェっぽいから死ぬだろ。怪我はねェよな？A」
「おかげさまでね」
殺人現場だというのにお熱いこって。
コンプレスはそう茶化そうとしたが荼毘に目線で先手を取られた。
おじさんだって恋バナがしたいのに。
「…というか、殺しちゃったけど平気なの？Aくん、慣れてないよね？」
コンプレスの疑問に、字面以上の意味はないことをAは分かっていた。
「マグネの時は流石に思うところあったけど…今度は特に何も…」
イカれた人間が蔓延る"園"で少年期の半分を過ごした青年は、やはりしっかりイカれていた。
「なァにが"次の支配者になる"だ」
輸送車両から拘束の解けないままで放り出され、死柄木に見下されるオーバーホールはどこも見ていない目で問う。
「…殺しにきたのか」
「いーや…おまえが最も嫌がる事を考えた。
俺はおまえが嫌いだ。偉そうだからな」
「俺も」
コンプレスがそう言って、"個性"圧縮を使ってオーバーホールの左腕を抉った。
マグネが死んだ時と同じ音がして、オーバーホールの左腕の肘から下は血と共に水晶玉のようなそれの中に圧縮された。
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篠瀬(プロフ) - 金爽さん» こちらこそ、読んでいただき、コメントもくださりありがとうございます😆そう言っていただけると本当に嬉しいです！！ (4月1日 8時) (
レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
金爽(プロフ) - あ、、さ、さいこう。ありがとう、ござい、ます。 (4月1日 0時) (レス) @page35 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
篠瀬(プロフ) - ありがとうございます！とっても励みになります！！もっと面白い話をお届けできるよう、これからも頑張ります！！ (3月27日 10時) (レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 面白かったです(^o^) 更新頑張って下さい！ (3月27日 9時) (レス) @page25 id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠瀬 | 作成日時：2024年3月11日 11時
