Ep.13＿面接 ページ27
「なにこれ…」
「マーキング」
「うわ」
翌朝、二日酔いの頭痛と共に目覚めたAは、鏡に映った身に覚えのない皮下出血と噛み跡を二度見した。
特別寝相が悪いわけでもないのに襟元がはだけてる時点で嫌な予感はしたのだが、まァまさかねと楽観していた十分前の自分は裏切られた。
絶対変な方向に誤解される。
そしてそれを解くのもまたひどく面倒だ。
やってくれたなという怨念を込めて荼毘を睨むも、彼はどこ吹く風である。
むしろ達成感すら感じられる顔でサムズアップしてきやがった。
「似合ってるぜ」
似合うもクソもあるものか。
それでもやはり、夜は一緒じゃないと寝れないのが彼であることを荼毘は熟知している。
・
Aの肩回りにつけられたあれこれが目立たなくなってきたのは、黒霧も含めた連合メンバー全員が全快した頃のことだった。
そして同時期に、トゥワイスによって連れられたある"大物"と連合は顔を合わせることとなった。
「……とんだ大物、連れてきたな…トゥワイス」
黒い短髪にペストマスクの男だ。
潔癖症なのか、不衛生な「面接会場」にあからさまに顔をしかめている。
死柄木が言うには、所謂「スジ者」らしい。
死穢八斎會若頭、敵名は「オーバーホール」だと。
要はゴクドーだ。
「日向も日陰も支配者がいない今、次は誰か」
どこか挑発じみた声音だ。案の定死柄木は反応する。
「…ウチの"先生"が誰か知ってて言ってんのか？
次は、俺だ。
今も勢力をかき集めてる。すぐに拡大していく。
そしてその力で必ず、このヒーロー社会をドタマからぶっ潰す」
「計画は？あるのか」
トゥワイスから聞いていた話から段々とズレていく不穏なオーバーホールの態度。最早、仲間になりにきたのかすら疑いが生まれる。
「トゥワイス…ちゃんと意思確認してから連れて来い」
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篠瀬(プロフ) - 金爽さん» こちらこそ、読んでいただき、コメントもくださりありがとうございます😆そう言っていただけると本当に嬉しいです！！ (4月1日 8時) (
レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
金爽(プロフ) - あ、、さ、さいこう。ありがとう、ござい、ます。 (4月1日 0時) (レス) @page35 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
篠瀬(プロフ) - ありがとうございます！とっても励みになります！！もっと面白い話をお届けできるよう、これからも頑張ります！！ (3月27日 10時) (レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 面白かったです(^o^) 更新頑張って下さい！ (3月27日 9時) (レス) @page25 id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠瀬 | 作成日時：2024年3月11日 11時
