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「早速だが…ヒーロー志望の爆豪勝己くん。俺達の仲間にならないか?」




コンプレスのスナップと共にバーへ現れた爆豪少年。

我らがボスは、本当に早速彼への勧誘活動を開始した。



「寝言は寝て死ね」



やはりと言うべきか、まァ独特な言い回しをする少年である。


彼は恐らく口を開く度に誰かを罵倒しなければ発作を起こしてしまうタイプの人間だろう。



そして思ったのは、荼毘に似ている。




髪型のシルエットが。
こう、ツンツンしてる感じ。

今でこそ荼毘は黒髪だけど、白髪に戻したらもっと分かりにくいなあ。

あれ、そういえば林間合宿の所にいた半々髪の子、エンデヴァーの末っ子だっけ。

彼だけどこか見知った様子だったし、荼毘はエンデヴァーと因縁があるっぽいし、知り合いかな…?






脳内で連想ゲームが始まってしまったA。

彼を現実世界へ引き戻せるのは荼毘くらいなのだが、自分の世界に入っちゃってるAは隙だらけで可愛いので荼毘にそれを止める気はなかった。




Aが意識をリアルへ戻したのは、爆豪が死柄木の顔面近くで爆破しやがった時だった。

わお、と内心で呟き、その眩しさに目を細める。


こんな時でも真っ先に庇ってくれる荼毘に愛を感じないことはないのだが、そろそろ僕のほうが年上なんだけどなという気にもなってくる。










「俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた。
誰が何言ってこようが、そこァもう曲がらねえ」





交渉?いや一方的なスカウトか?
どちらでもいいが、彼を敵連合に誘い入れる計画は破綻したらしい。


思いっきり拒絶されちゃいました。




「………お父さん……」




そんな時に、この場に似つかわしくない単語を拾った耳を一瞬疑ったA。



その出どころは、顔を隠していた手が爆破によって吹っ飛んだボスで、茫然自失といった様子で床に落ちたそれを見つめている。



ボサボサの髪のせいで表情は見えないが、何を言う気配もない。






「言っとくが、俺ァまだ戦闘許可解けてねえぞ」






心理的な誘導をかけてくる事から、本気で殺しにくることはないと踏んだのだろう、爆豪少年は完全に臨戦態勢に入った。

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篠瀬(プロフ) - 金爽さん» こちらこそ、読んでいただき、コメントもくださりありがとうございます😆そう言っていただけると本当に嬉しいです!! (4月1日 8時) (レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
金爽(プロフ) - あ、、さ、さいこう。ありがとう、ござい、ます。 (4月1日 0時) (レス) @page35 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
篠瀬(プロフ) - ありがとうございます!とっても励みになります!!もっと面白い話をお届けできるよう、これからも頑張ります!! (3月27日 10時) (レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 面白かったです(^o^) 更新頑張って下さい! (3月27日 9時) (レス) @page25 id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:篠瀬 | 作成日時:2024年3月11日 11時

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