Episode64 ページ16
しかし。
「見届けろA。俺の脱非リアへの道のりを！」
「リリーはツンデレなんだよ知ってる？」
「リリーが最近シャンプーを変えた気がするんだ…」
会う度毎回毎回ジェームズがクソのように垂らす惚気。
やっぱりコイツそこの湖に棄ててこよう。
・
『ね、これどう思う？』
「吐き気がする」
これ以上ない説得力を伴った表情で、セブルスは即答する。
バーティはバーティで、「余計な一言がなければ…」などと呟いている。
「なぜそのまま湖に捨てなかった」
『イヤ棄てたんだよ。だけどアイツ巨大イカと友達になって帰ってきた』
「そうか。そしてポッターへの軽蔑ならいくらでも共感してやれるが、お前はとりあえず帰れ」
『
「断じて違う！！」
アレは誰がどう見ても招いてはいない…
ブツブツと呪詛を吐いているようだ。
いつもお疲れ様セブルス、今度のクリスマスには胃薬を贈るね。
「真実はどっちなんですか」
バーティが先輩らの茶番に困惑し、こてん、と首を傾げる。
死神兼探偵の小一に聞いて。
と言いたい所だが、ここは1900年代のイギリスである。
加えてバーティは魔法界きっての名家の出。
マグルの漫画を読んだ経験もなければ、じっちゃんの名にかけて推理を披露されても困るだろう。
『普通にセブルスを呼び出して、扉が開いた所にお邪魔しただけだよ。私は無実です』
「普通に不法侵入ですギルティです」
『まあまあお固くなりなさんなって。
そしてお固いと言えばブラックファミリー。
はてさて、麗しのレギュラスが私の視界に入らないのはなぜかしら』
私がそう言った途端、その場の空気が凍った。
図星だっただろうか。
最近全然あの子を見ないし、最後に見た時は随分痩せていた。
『今は部屋だね？案内して』
「待って」
ソファを立って、男子寮の入口へ足を向かわせた。というのに、私を止めたのは意外にもバーティだった。
「…レギュラス先輩は、一人になりたがってるんです」
絞り出すような声だ。
それだけで、レギュラスとバーティの関係性は分かる。しかし何があったかまでは推し量れない。
『バーティ、ちょっとごめん…＿＿レジリメンス』
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篠瀬(プロフ) - mikittyさん» 楽しみにしてくださっている方がいらっしゃると頑張れます！コメントありがとうございます😊 (4月17日 18時) (
レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - また更新されるのが楽しみです！ (4月6日 18時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
篠瀬(プロフ) - コメントありがとうございます☺お返事遅くなってしまってすみません💦お話のお誘い、とっても嬉しいのですが、私自身ボードについてなどよく分かってなくて…💦すみません🙏 (2月15日 18時) (レス) id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 篠瀬さん» ✉️。こんにちは、とても面白いですね！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、更新応援してます💖 (1月8日 14時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
篠瀬(プロフ) - あまねさん» わたしもあなたのこと大好き。コメントありがとうございます☺☺ (10月9日 19時) (レス) @page9 id: e526e5a105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠瀬 | 作成日時：2023年7月17日 9時
