第73話「おやすみなさい」夢主 ページ26
「お疲れ様、いろは。」
「うぅ、疲れた……。……有難う、ソル」
私が机に突っ伏していると、ソルは自販機でよく見る缶珈琲を渡してくれる。
私はあれから、一睡もせずに部下たちの褒美改め休日を作るために、多方面に働きかけていたのだった。
……因みに、一応ボーナスも出る様に森さんに頼んでおいた。
そして全てが終わり私がぶっ倒れたのは、次の日の朝八時である。
「……寝たらどうだい、いろは。別に抜けるのは、今じゃなくても良いんだろう?」
「そう……だ、ね……、おやすみなさい……。」
ソルはそのまま眠りにつこうとする私に、驚いた顔をし、それから苦笑いすると抱き上げ、ベットに寝かせてくれる。
「……おやすみ、いろは。いい夢を。」
そっとソルは私の額に
「まったく……ソルは、ほんとに……。……おやすみなさい。」
私は小言を口にしながら、そのまま眠りに落ちていく。
ふかい深い、眠りへと。
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執筆のための時間が上手く取れなくて更新少なくてごめんなさい…。
明日は多めに更新する予定です。
(お知らせの為の更新なのでものすごく短いですがご了承下さい。)
明日は少し夢主の過去に触れた後、本編に戻る予定です。
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作者名:業猫 | 作成日時:2019年6月13日 11時