【ONE PIECE】自由を求めて～旅立ちと新たな出会い～ (ページ9)

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ル｢なぁおまえっ、俺の仲間になんねぇか｣

突然の勧誘となんの意図も感じない笑い顔に、
驚き過ぎて口をあけたまま固まってしまった

ル｢なぁなぁ、いいだろ。一緒に冒険しようぜ、おまえも旅してんだろ｣

何を言ってるんだ･･･こいつは、、

口元をヒクヒクさせながら、

「イヤよ｣

ル｢えー、何でだよ。一緒に行こうぜ、仲間になってくれよ｣

「無理よ、私はまだ仲間は作らないの｣

え～～、と渋る麦わら

そもそも、なんでさっきあったばかりの奴と仲間になんないといけないのよ

"仲間ってのはなぁ、見つけんじゃねぇんだ、、探さなくても勝手に相手から寄ってきちまう"

「･････････｣

"そん時ぁ諦めろ"

ル｢んーー、わかった｣

「･･･そ、じゃ｣

ル｢じゃあ、今が駄目なら、次はいいんだなっ｣

「はっ？｣

ル｢次、会ったらよ･･･そん時は仲間になってくれよ｣

有無を言わさず、言うだけ言ったこいつは

ル｢じゃ、またな～｣

「･･･えっ？ちょっと、私は何も言ってないわよー｣

一体何なの･･あの麦わらは

ドンッドンッドンッ

「･･って、私も逃げなきゃ｣

コ｢あの、ルフィさん。ワンピースを目指すってことは、あの偉大なる航路(グランドライン)へ行くってことですよね。あそこは、海賊の墓場とも呼ばれているんですよ｣

ル｢ああ､だから強い仲間が必要なんだ･･･アイツには断られちまったけど、次会ったら絶対仲間にする｣

コ｢ああ､ウィンディさんですか。確かに軽く海賊たちをあしらってましたもんね｣

ル｢あ？あいつそんな名前だっけか？全然、気にしてなかった｣

コ｢ルフィさん･･･(呆｣

「ハッ、ハクションっ、ズビズビ･･････ん？｣

ル｢ところでよ、海賊狩りの何とかってどんなやつなんだ？｣

コ｢ゾロのことですか。今は海軍基地に捕まってるって聞きましたけど｣

ル｢なんだ、弱っちいのか｣

コ｢とんでもないっ、あいつは魔獣のように恐ろしい奴ですよ････なんでそんなこと聞くんです｣

ル｢ﾆｨｯ、いい奴だったら仲間にしてみようと思ってさ｣

コ｢もー、また無茶なことを･･｣

ル｢いい奴かもしんないじゃん｣

コ｢悪い奴だから捕まってるんです。無理です、無理、無理、無理、無理っ絶対無･･｣

ポカッ

コ｢なんで殴るんですかぁ～｣

ル｢なんとなくだ｣

これはまだ、始まりの物語････