【ONE PIECE】自由を求めて～旅立ちと新たな出会い～ (ページ15)

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「じゃ、ご馳走さまでした｣

あの後、逃げるように去って行ったバカ息子

麦わらも私に気づかずどこかへ行った

そろそろ私も一仕事しようと、海軍基地に向かって歩きだし、

「ここが、海軍基地か｣

坂を上るとそこそこ大きい基地があり、敷地ヘの侵入口を探そうと思ったのだが、、

「･･････ん？気配がない？｣

そのまま門を飛び越えると案の定基地はもぬけの殻だった

「どうなってるの････見張りの海兵すらいないなんて。何かの罠？｣

どこを見渡しても、海兵らしき人物は見当たらない
そして、少し横の広い敷地に目を向けると中心に誰かいるようで

「･･･あれが、海賊狩りのゾロか｣

強い陽射しが照りつける場所で磔にされ、意識が朦朧としてるみたいだ

「･･･ﾊｧ、仕方ないか｣

懐から水筒を取り出し、ゾロの前まで来ると

ゾ｢････んっ、ゲホッゲホッゲホッ｣

「大丈夫？海賊狩りさん」

頭から水をぶっかけて、意識は少し戻ったみたいだ

ゾ「ゲホッゲホッ、てめぇいきなり何しやがる」

「何って、水分補給？｣

ゾ｢にしても、やり方ってもんがあんだろうがっ｣

「意識も朦朧としてたみたいだし、この陽射しじゃ暑かったでしょ。頭、冷やしてあげようと思って｣

ゾ｢余計なお世話だっ。てか、てめぇ誰だ。こんなとこで何してやがる｣

せっかくお水あげたのに文句言われた････

ゾ｢聞いてんのかっ、こんなとこ彷徨いてっと海兵どもが捕まえにくっぞ｣

「ご心配ありがとう。でも、私ここに用があるの｣

ゾ｢おまえ、ここの人間か｣

「いいえ、少しお仕事をしに｣

では、とゾロに背を向け基地の建物へと近づいていった

建物に近づいてわかったが、どうやらここの海兵たちは皆この建物の屋上に集まっているらしい

だから、誰もいなかったのかと、一人で勝手に納得し、

何をしてるのか知らないが、人の気配が一点に集中してる今がチャンス･･･

人の気配がないのを確認し、基地内部へと侵入していった