�� ページ9
侑side
ﾊﾞﾀﾝ
は？
え、ちょ、待ってや、なんで
侑「A?!、なあA??!!」
北「A大丈夫か?!、、、、」
角「とりあえず保健室連れていかなや」
原因なんてここにいる誰も絶対知らん
でも俺が倒れさせたんと違うか？？
アノ子のとこ言った時から
顔色暗いん気づいとったやん
なんか考え込んどったんやん
なんで＿＿＿
いや、今はそんなん考えんでええ、
俺が運ばな、俺が＿＿＿＿＿＿
そんなことを考えていると
フワッとAの体が持ち上がる
北「ほな、連れてってくるから練習ちゃんとしとき」
侑「あ、いやあの！俺が連れていきます」
北「ええよ」
北さんの真顔の圧はほんとに他人の比じゃない
たった一言なのに「すんません、お願いします」
しか返せんかった
北さんがそうするなら、って
みんなすぐにコートに戻った
騒ぎを聞きつけたアノ子は
「A倒れたん、、?!」
ああ、でも大丈夫や、それだけボソッと答えた
なんや俺
いつもなら大好きな子が駆け寄ってきてくれたんぞ
笑えや、喜べや、
どんなことよりアノ子が話しかけてくれること
ほど嬉しいことは無かったはずなのに
なんでかAのことの方が頭から離れんかった
もう、ほんまになんなん、
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作者名：宮姉妹 | 作成日時：2020年7月7日 0時
