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侑「あかん、わからん、、」
さっきからアノ子とAを交互に思い浮かべる
でも答えなんて出るはずもない、
侑「ああああああいつが悪い！！」
『ちょ、あ、侑くん！シーーー！』
後ろからAに口を塞がれる
侑「プハッ、なんやねん急に！」
『なんやねんはこっち！公共の場で叫ばない！』
侑「ああ、、、、悪い」
『はあー、どうしたん、？？』
侑「いや、アノ子が、、、、あ」
『ん？アノ子がどうしたん？』
侑「いや、なんでもないわ、寝よか」
『ん？うん、そうやんね』
そう言って部屋へ戻ろうと立ち上がった私の手を
彼が握る
『?!』
侑「なあ」
『な、なに？？』
侑「さっき聞き忘れたやん、」
『なにを？？？』
侑「あのー、あの、Aの好きなひ」
北「なにしてん」
繋いでいたはずの手をAが急いで振り払う
『あ、先生んとこ終わったんですね！侑くんが
部屋戻ってなかったから迎えに来てて！す、すみません！戻りますね！』
ほら、戻るよ！と言ってるAに
侑「悪いわ、先戻っといて」
『？わかった、はあもう、早く寝るんだよ！』
少し呆れながらせっかく迎えに来てあげたのに、と
ブツブツいいながら一人で帰るA
北「なんや、言いたげやん」
侑「さっき邪魔しましたよね？」
北「なんのことや」
侑「あー知らんふりするんですね、ええです」
北「まあ好きな子が振り回されとるんは
気に食わんやん」
侑「は？」
話してた距離より1、2本侑の方へ歩み寄って言う
北「Aのこと好きやって言っとんねん」
侑「え、ちょ」
北「はよせんと貰う」
それだけ言って北さんは廊下の奥へ消えていった
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作者名：宮姉妹 | 作成日時：2020年7月7日 0時
