侑の隣におりたいねん (ページ12)

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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

花「Aお昼一緒食べよう～！！」

クラスメイトの花が話しかけてくる

『うん、！』

『あ、ねぇ侑く』

侑「木下～俺も売店行くから待って～！！」

私が倒れた日以来侑くんの様子がおかしい

あからさまに避けるし、

部活中だっていつもならだる絡みしてくるはずなのに

全く一言も話しかけてこなくなってしまった

やっぱり私がよほど迷惑やったんかな

『はぁー』

花「なになにため息ついちゃってさあ」

『最近色々上手くいかなくてさっ、』

お弁当をむすくれた顔で開けながら愚痴る

花「あ～侑くんのことね」

『めちゃくちゃ避けられるん、何したんかな』

花「なんかきっかけでもあったんちゃうん？」

『あーうん、私が倒れた言うたやん』

花「うん」

『そんときに運んでくれたんが＿＿＿』

ｸﾗｽﾒｲﾄ「A～、なんか部活の先輩呼んでんで～」

私が教室のドアに目をやると北さんが、

『ちょ、ごめん行ってくるわ』

パタパタと小走りで彼の元へ向かう

『お待たせしました、どうかしましたか？？』

北「あーこれ今度の合宿の承諾書、親御さんにサインもらって明日提出してくれるか？？」

ん、と差し出されたプリント

『ありがとうございますわざわざ』

そう、わざわざ、なんでだ、

今日は部活は休みじゃない、ある、

???

北「なんや、なんか気難しい顔しとるけど」

『あ、いや今日部活あるのに昼休みわざわざ
うちらの学年まできてくれたから
なんでかなあって笑、、、
すみませんきにせんといてください笑』

北「、、、ああ、、、」

少しの沈黙となんとも言えないコメント

北「Aに部活以外で会えるん
なんか嬉しいやんか」

ﾄﾞｷｯ

じゃあ、と言ってスタスタ自分の教室へ帰る彼

そのセリフいつもみたいに真顔で言ってくださいよ

せやないと、そんな顔赤うして見られたら

なんか調子狂います、北さん、、、、