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1、お前がいるから ページ1
「そういえば、そらるさん」
あいつの言葉はいつも唐突だ。
「本名なんて言うんですか?」
「えっ……俺???」
「はい、他にいるわけ無いじゃないですかw」
歌い手を始めて、色んな人と関わって来たけど【まふまふ】は少し他の人とは違った。
腰が低く敬語、何処か人の顔色を伺い、それを隠すように笑う彼を放っておけなくて。
気がつけば、そらまふと呼ばれるほど彼と関わるようになった。
「ああ、言ってなかったか……。ばらすなよ?」
「ばらすわけ無いですよ!?」
「wwわかってる。一ノ瀬彼方だ」
一ノ瀬彼方 いちのせかなた
呟くようにまふまふは繰り返した。
「そうですか!!良い名前ですね!」
納得が言ったのか、顔を上げたまふまふは笑顔で。
「僕は相川真冬です」
真冬からまふまふって取ったんですよー!
少し自慢げなこいつを可愛いと思ってしまった俺はもう末期かもな。
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作者名:陽 | 作成日時:2016年2月6日 14時