八乙女陸になった話 (ページ23)

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社長室のふかふかのソファに座らされた
宗｢はぁ、事務所に来てまでなんのようだ。昨日、会ったばかりだろう。関係がばれてしまうぞ…｣
陸｢うっごめんなさい。でもどうしても確認しなきゃいけなくて｣
宗｢…なんだ｣
陸｢昨日、帰ったじゃん…それでね、デビューのことは聞いてると思うんだけど…環と壮五さんが八乙女事務所からひきぬきにあったっていうことになって…｣
宗｢……ひきぬき…？小鳥遊の事務所の奴をか？｣
陸｢やっぱり、しらない？｣
宗｢あぁ、そんなこと命令させてないし、その職員の名前がわかるのであれば教えろ。名刺くらいもらっているだろ。｣

陸｢うん！！！！｣
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調べたところそんな人は事務所にいなかった…
このときはパパがやったのではないんだっていう喜びで全然考えていなかった。
この事を社長だけじゃなくて、メンバーにも話しておくべきだったのかもしれない。
この事だけでは俺とパパの関係なんてわかんないのに…
これが罠の第一歩だったなんてしりたくなかった。
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壮五さんと環が前の野外ライブでテレビにうつり、人気になったことをきっかけに俺らはIステにでることができたが、俺のせいでいおりが歌詞を忘れてしまった。

話題性は一個も残らなかった。世間でしられているのは環と壮五だけ…アイドリッシュセブン全員をしってくれてるのは何人だろうか…少なくとも、前のライブに来てくれた3000人だろう。

話題性を作るために、社長からの提案でメッゾがデビューすることになった。