八乙女陸になった話 (ページ13)

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楽『ライブの映像はめっちゃみるじゃねーか
まぁ、ライブと映像じゃー、全然ちがうけどな』

ライブと映像の違い…

陸｢例えば？｣
楽『やっぱファンだよなー、
ファンがDVDとかでは、全然写らねーだろ
でも、ライブでは見れるどんなとき喜んでどんなとき泣いてるかまぁ、ないてるっつってもかんどーだけどなー』

やさしい声で嬉しそうに話した
ライブおおこけしてから路上で歌ってた沢山の人の笑顔がみれて、楽にぃはいつもこれをみてるんだなって思った
もしかしたらちょっとちがうのかなって

あぁそっか
楽にぃの言葉をヒントに考えたらちょっとわかった気がした

楽『りく？だいじょーぶか？』

陸｢楽にぃ、ちょっとわかったかもしれない、話、きいてくれる？｣

楽『ふっいいぜ
ただし五分いないなもう少しで出番だからな』

陸｢俺さ、歌って応援してくれる人をみて、楽にぃもこんな景色をみてるのかなって、もしかしたらちょっとちがうのかなって思ってた
でもさ、楽にぃだけじゃなくて天にぃのことも考えてた

多分、知るのが怖かったんだた思う
ファンの…歌って、踊ってる側のみる景色は綺麗だから
天にぃのことを否定し続けてきたから
ライブで、天にぃの見ている景色が綺麗だったら
自分を醜く感じてしまうから…｣

楽『…おまえ…本当に国語苦手だよな
もうちょっ簡単に話せよ』

陸｢むぅ、理解できないほうが悪いんだろ｣

楽『とりあえず、陸は捨てた兄の景色を捨ててまでも得た景色をしりたい。
だから怖いんだろ？
大丈夫だ
その景色をみるためにアイドルになったってことだ
登り詰めて、みにこい
この綺麗な景色を素晴らしい景色を』

誇らしげな声でいわれてちょっとなぜか、勇気がでた

陸｢うん！｣

トイレ長くねーか？とみんなが心配していたのは別のお話