＊５ side A ページ5
「ねぇ。篤人。
何が正しいのか、何が正解なのか
そんなの誰もわからないから。
けれど、一緒にいることと離れること
どちらかを選ばなきゃいけないとしたら
私は、一緒にいるほうが正解だと思う。
振り回されるなんて思ってない。
ただ、一緒にいたいの。
そばにいたいだけ。」
そういって俺に抱き着いてるA。
あぁ、俺やっぱAといれて幸せだわ。
この１年、苦労と迷惑ばっかりかけてるけど
それでもこんなこと言ってくれるとか
本当に出来た嫁だよね。
こんないい言葉もらっても
こういうところで素直になれない俺は
笑ってごまかすしかできなくて。
きっと、伝わってるしいっか。
篤「よし。決めよ。」
「うん、見せて。」
そう言って、パソコンを動かそうとしたら
篤「いてててて！
痛いってば！
無理やり入ってくんなよな。」
狭いテーブルと俺の隙間に体を入れてくる。
少し下がって空間を作れば
俺の足の間にすっぽりとおさまった
肩に顎を乗せて、がくがくすれば
「くすぐったい！！」
って身をよじって逃げて
ふーっと首元に息をかければ
楽しそうに笑う
ただのいちゃいちゃな時間になったわ。
「ここって遠い？」
篤「遠くない。10分くらいじゃない？」
「割と新しいし綺麗だし、ここがいい！
キッチン広いし、お風呂も広い！」
篤「風呂の広さ大事だよね。」
「あ。顔がいやらしい…。」
あーんなことや、こーんなことできるもんね
そうかそうか。Aも一緒に入りたかったのか。
「陽向と碧。一緒にお風呂いれられる。
お願いしますね、篤人君。」
いいよ、いいよ
やってやるよ
いや、みんなで入ろう！！(笑)
「ってか、安いね(笑)」
篤「そうなの？」
「うん。この広さで、この金額。びっくり。」
よく考えたらさ
俺、自分でちゃんと家とか選んだことないんだよね
高校卒業して、寮入って
Aは一人暮らししてたから、休みあればそっち行って
そのまま、ドイツ来て
家はクラブの紹介でピックアップしたところから選んで…
俺やっぱり恵まれてるんだわ。
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さっちゃん(プロフ) - キュンキュンします(^_^) (2019年9月15日 8時) (
レス) id: 564178b81b (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 更新待ってました！また、ひなちゃんと篤人パパが見れてよかったです！ (2017年8月8日 21時) (レス) id: 3b5b3738da (このIDを非表示/違反報告)
晴陽(プロフ) - コメント失礼します。この作品は今後更新されることはありませんか？ (2017年5月19日 23時) (レス) id: 0971302c88 (このIDを非表示/違反報告)
mamico(プロフ) - 彩花さん» すいません。チェック外すの忘れてしまいました。ご指摘ありがとうございます。 (2016年9月2日 21時) (レス) id: 7e02c2663d (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 名前だけでも何かから借りているのならオリフラ外した方がいいですよ。 (2016年9月2日 20時) (携帯から) (レス) id: ed11f34a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamico | 作成日時：2016年9月2日 14時
