青く輝く月を君に…fin【名前変換オリジナル】

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「…アオイ」





アオイはイリュージョンかのように部屋に入ってきた。




「…どうして、ここに」





言葉が出ない。頭の中がごちゃごちゃなの







アオイ「…言ったでしょ？また会いに来るって」







こんな時まで、貴方は約束を守ってくるのね
私みたいなちっぽけな存在に
貴方は会いに来てくれた。









「ありがとう…ありがとうアオイ…」






気がつくと私の瞳からは大粒の涙が溢れ出た。


人前で泣いたのなんて、いつぶりかしら
力がスっと抜けて…何も考えられなかった。





アオイ「泣かないでリリカ…君にはまだやることがあるんだから」






そうだ…私にはまだ

捨てられない希望があるんだわ





「私、ここから出たい…！アオイと一緒にまた踊りたいの！」





アオイ「ああ、もちろん」








次の瞬間、アオイはマジックでもかけたかのように
鎖を解いて、首輪を切り落とした。
アオイは何者なのか
詳しく知らない…だから知りたいの






アオイ「さぁ、いこう」







「私、アオイと一緒なら無敵みたいね」



アオイ「…あぁ、リリカ」






私の手は貴方の手とぎゅっと結ばれた。
もう離れないように…






どこへいても、忘れられない人と

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