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月夜の光に照らされて、私達は愛を満たしていく
「…ちょ、長いわっ…！」
アオイの胸をぐーっと手で押す。
アオイ「…キス、初めてだった？」
「…言ったでしょ？ここは監獄みたいな場所、お稽古以外の事はしないのよ」
アオイは全然余裕なのね
私は初めてだったのに…
アオイ「…顔、熱いよ」
「えっ！や、やだ…」
恥ずかしい、照れている事を悟られたくない
…逃げたい
けど離れたくない
私の気持ちはぐちゃぐちゃだった。
アオイ「リリカは面白いね」
「う、うるさい…」
アオイ「じゃあ、もう1回しようか」
アオイの手が私の顔に触れた。
アオイの手は冷たくて
私の熱い頬に溶けていくみたい
再び重なる唇と唇
余裕なフリをしたいけど…到底無理な話だった。
「はぁ…」
アオイ「もしかして息、止めてたの？笑」
「…！？！？！？/////」
私は恥ずかしさに両手で顔を覆った。
アオイはそんな私を見て笑っている。
アオイ「あ、騒ぎが収まったかな？」
「そういえば、静かね」
アオイ「そろそろ…僕は行かなくちゃ」
「…あ」
そっか、ずっとこの時間が続くわけじゃない
アオイと私は関わってはいけない人間だもの
でも…なんだろうこの気持ちは
アオイ「…じゃあね、リリカ」
「アオイ…！私、私…」
アオイは窓の外を見たまま
私に背を向けていた。
アオイ「リリカ、流れ星が流れたよ」
「え？」
な、流れ星？
アオイ「…僕はリリカの幸せを願ってる。」
―――びゅんっ！！！！
そのままアオイは消えていった。
まるでマジックショーみたいに、綺麗に跡形もなくきえた。
この月を満たすかのように…
私の心は大切なもので満たされた。
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あおい - めちゃくちゃキュンキュンします！面白い！！ (2021年1月2日 22時) (
レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
ルウト(プロフ) - お兄ちゃん……お兄ちゃんどうした！？(；ﾟдﾟ) (2020年12月11日 20時) (レス) id: d4c421289f (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - (´〜`)もう40話の続き気になる (2020年12月11日 0時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 悪夢ってなんですのー??気ぃにぃなーるーー (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 毎回気になる所で終わりますﾈｪ(´∀`) (2020年12月9日 15時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セピ
| 作成日時：2020年11月22日 0時
