青く輝く月を君に…【名前変換オリジナル】

42 ページ42

「…何よ…ここ」




私が連れてこられた場所は埃まみれの暗い
何も無い場所だった…




こんな所に連れてこられて、使用人に見つかったら
お兄様…怒られるわよ




ライト「使用人にも僕のところで面倒見るって言ってあるから安心して閉じこもっているといいよ」


「…なんで、そんな事許されるわけ…」









ライト「僕は君と違って、信用があるんだよ？」







…何も言い返せない


約束を小さい頃に破った私とは違い、ずっと優秀だったお兄様



信頼の差なんて火を見るより明らかだ。










「…こんな所に閉じ込めて、何をするつもり？」




ライト「何って…何も？」






じゃあ…なんで




ライト「君…こうでもしないとまた会うでしょ？
皐月アオイと」








…アオイと会っていたことまで知られている？！





「…」






ライト「じゃあ、いい子にしているんだよ？リリカ」


「…はい」








こんなのに負けない…



私は絶対にここから出てみせるわ









どんなに離れていても、気持ちは変わらない

アオイを想っているから。

ここで私は頑張るのよ…









ライト「愛しているよ、リリカ」






「…」

43→←41

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す